「バイワイヤリング接続」の版間の差分

提供: オーディオ入門
移動: 案内検索
(ページの作成:「__TOC__ = バイワイヤリング接続とは = ネットワークの入力側に高域用と低域用の独立した端子を設け、それぞれケーブルを直...」)
 
行3: 行3:
 
= バイワイヤリング接続とは =
 
= バイワイヤリング接続とは =
  
ネットワークの入力側に高域用と低域用の独立した端子を設け、それぞれケーブルを直接パワーアンプのスピーカ端子と接続する方法です。
+
ネットワークの入力側に高域用と低域用の独立した端子を設け、それぞれケーブルを直接パワーアンプのスピーカー端子と接続する方法です。
 
高域用と低域用フィルタのアースがそれぞれ独立している必要があります。
 
高域用と低域用フィルタのアースがそれぞれ独立している必要があります。
 
シングルワイヤの場合、物理的に低音域は伝送エネルギーが高いため、ウーファーの逆起電力がアースを通して、トゥイータに流れ込み音声を劣化させます。バイワイヤリング接続の場合、この干渉を防ぐことができます。
 
シングルワイヤの場合、物理的に低音域は伝送エネルギーが高いため、ウーファーの逆起電力がアースを通して、トゥイータに流れ込み音声を劣化させます。バイワイヤリング接続の場合、この干渉を防ぐことができます。
 
高域の解像度の向上が期待できます。
 
高域の解像度の向上が期待できます。
  
バイヤワイヤリング対応スピーカにケーブルをつなぐときには、下記の4通りの接続方法があります。
+
バイヤワイヤリング対応スピーカーにケーブルをつなぐときには、下記の4通りの接続方法があります。
 
* 両方プラス
 
* 両方プラス
 
* 両方マイナス
 
* 両方マイナス
行17: 行17:
 
バイワイヤリング接続の場合、掛けたコストほど音質が上がらないという指摘があります。
 
バイワイヤリング接続の場合、掛けたコストほど音質が上がらないという指摘があります。
  
= バイワイヤリング接続可能なスピーカの見分け方 =
+
= バイワイヤリング接続可能なスピーカーの見分け方 =
  
スピーカ側の入力端子であるスピーカターミナルの数を見て下さい。
+
スピーカー側の入力端子であるスピーカーターミナルの数を見て下さい。
スピーカターミナルが2組ついていれば、バイワイヤリング接続に対応しています。
+
スピーカーターミナルが2組ついていれば、バイワイヤリング接続に対応しています。
  
 
以下のようなイメージです。
 
以下のようなイメージです。
行40: 行40:
 
バイワイヤリング接続するのに、専用のアンプは必要ありません。
 
バイワイヤリング接続するのに、専用のアンプは必要ありません。
  
2本のスピーカに対して、以下の同じ事をやります。
+
2本のスピーカーに対して、以下の同じ事をやります。
  
* スピーカのショートバーを2本とも外します
+
* スピーカーのショートバーを2本とも外します
* スピーカターミナルの極性(+/-)の間違わないように、別々のケーブルを接続します
+
* スピーカーターミナルの極性(+/-)の間違わないように、別々のケーブルを接続します
* アンプのスピーカターミナルに + 同士、 - 同士を接続します
+
* アンプのスピーカーターミナルに + 同士、 - 同士を接続します

2012年10月14日 (日) 00:20時点における版

バイワイヤリング接続とは

ネットワークの入力側に高域用と低域用の独立した端子を設け、それぞれケーブルを直接パワーアンプのスピーカー端子と接続する方法です。 高域用と低域用フィルタのアースがそれぞれ独立している必要があります。 シングルワイヤの場合、物理的に低音域は伝送エネルギーが高いため、ウーファーの逆起電力がアースを通して、トゥイータに流れ込み音声を劣化させます。バイワイヤリング接続の場合、この干渉を防ぐことができます。 高域の解像度の向上が期待できます。

バイヤワイヤリング対応スピーカーにケーブルをつなぐときには、下記の4通りの接続方法があります。

  • 両方プラス
  • 両方マイナス
  • たすき掛け(高域をプラスと低域プラスの2通り)

4通りのつなぎ方をして、音のバランスの良い接続方法を確認してみるしかありません。

バイワイヤリング接続の場合、掛けたコストほど音質が上がらないという指摘があります。

バイワイヤリング接続可能なスピーカーの見分け方

スピーカー側の入力端子であるスピーカーターミナルの数を見て下さい。 スピーカーターミナルが2組ついていれば、バイワイヤリング接続に対応しています。

以下のようなイメージです。

◯ ●
◯ ●

バイワイヤリング接続する場合のケーブル

バイワイヤリング接続する場合には、オーディオケーブルは、以下の点にご注意下さい。

  • 同じケーブル
  • 同じ長さ

バイワイヤリング接続する =

バイワイヤリング接続するのに、専用のアンプは必要ありません。

2本のスピーカーに対して、以下の同じ事をやります。

  • スピーカーのショートバーを2本とも外します
  • スピーカーターミナルの極性(+/-)の間違わないように、別々のケーブルを接続します
  • アンプのスピーカーターミナルに + 同士、 - 同士を接続します