KENV

Section: System Calls (2)
索引 jman

BSD mandoc

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名称

kenv - カーネル環境

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ライブラリ

Lb libc

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書式

In kenv.h Ft int Fn kenv int action const char *name char *value int len

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解説

Fn kenv システムコールはカーネル環境変数を操作します。カーネル環境の中の全てのエントリをダンプする能力と同様に、ユーザランドでよく知られている環境変数を取得、設定、設定解除する動作をサポートしています。

Fa action 引数は、以下の中の 1 つを取ることが可能です:

KENV_GET: カーネル環境変数に関連付けられた値を返します。その変数が見つからない場合には、-1 が返されグローバル変数 errno が Er ENOENT に設定されます。 Fa value に利用可能なバイト数のみがコピーされます。
KENV_SET: 新しいカーネル環境変数を設定または追加します。このオプションはスーパユーザのみ利用可能です。
KENV_UNSET: カーネル環境変数 Fa name を設定解除します。その変数が見つからなかった場合には、-1 が返されグローバル変数 errno が Er EINVAL に設定されます。このオプションはスーパユーザのみ利用可能です。
KENV_DUMP: Fa value を埋め尽くすだけのカーネル環境変数をダンプします。 Fa value が NULL の場合には、 Fn kenv は環境変数全体をコピーするために必要なバイト数を返すでしょう。

Fa name 引数は作用されるべき環境変数の名前です。 KENV_DUMP の場合には、無視されます。

Fa value 引数は、 KENV_SET の場合には環境変数 Fa name に設定するべき値、または KENV_DUMP および KENV_GET の場合には Fn kenv が返すデータをコピーするべき場所を指し示す値、のどちらかを含みます。 Fa value が NULL で KENV_DUMP の場合には、 Fn kenv は環境変数全体をコピーするために必要なバイト数を返すでしょう。

Fa len 引数は Fa value が指す記憶領域が何バイトかを示します。

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戻り値

KENV_SET および KENV_UNSET で成功した場合には、 Fn kenv システムコールは 0 を返します。 KENV_DUMP および KENV_GET で成功した場合には、 Fa value にコピーされたバイト数を返します。エラーが発生した場合には、値 -1 が返されグローバル変数 errno がそのエラーを示すために設定されます。

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エラー

Fn kenv システムコールは、以下の場合に失敗します:

Bq Er EINVAL: Fa action 引数が有効なオプションではありません。または KENV_SET のための Fa value 引数の長さが 1 未満です。
Bq Er ENOENT: KENV_SET または KENV_UNSET のための Fa name の値が見つけられませんでした。
Bq Er EPERM: スーパユーザではないユーザがカーネル環境変数を設定または設定解除しようとしました。
Bq Er EFAULT: ユーザ引数にコピーまたは値をコピーしようとしたときに、不正なアドレスに遭遇しました。
Bq Er ENAMETOOLONG: ユーザによって与えられた変数の名前が KENV_MNAMELEN より長過ぎました、または変数の値が KENV_MVALLEN より長過ぎました。

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作者

An -nosplit このマニュアルページは An Chad David Aq davidc@FreeBSD.org が書きました。

Fn kenv システムコールは An Maxime Henrion Aq mux@FreeBSD.org が書きました。

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Time: 07:06:27 GMT, January 12, 2009

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