Fn strtok 関数は、ヌルで終端された文字列 Fa str の中の連続するトークンを分割するために用いられます。 これらのトークンは、その文字列内で Fa sep の中の文字の少なくとも 1 つによって区分されています。 最初に Fn strtok を呼び出すときには、 Fa str を指定する必要があります。 同じ文字列からさらにトークンを取得するために 続いて呼び出すときには、 代わりに空ポインタを渡す必要があります。 セパレータ文字列 Fa sep は毎回与えなければなりませんが、 呼び出しのたびに変更しても構いません。
ライブラリは、実装上、他のライブラリ関数が Fn strtok を呼び出したりしないかのように動作します。
Fn strtok_r 関数は Fn strtok の再入可能なバージョンです。 コンテキストポインタ Fa last は、呼び出し毎に与えなければなりません。 Fn strtok_r は、別々のコンテキストポインタが使われている限りでは、 お互いの内部で 2 つのパースループを入れ子にするためにも使えます。
Fn strtok および Fn strtok_r 関数は、そのトークン自体を NUL 文字で置き換えた後、 文字列の次のトークンの先頭へのポインタを返します。 トークンがなくなると、NULL ポインタを返します。
char test[80], blah[80];
char *sep = "\\/:;=-";
char *word, *phrase, *brkt, *brkb;
strcpy(test, "This;is.a:test:of=the/string\\tokenizer-function.");
for (word = strtok_r(test, sep, &brkt);
word;
word = strtok_r(NULL, sep, &brkt))
{
strcpy(blah, "blah:blat:blab:blag");
for (phrase = strtok_r(blah, sep, &brkb);
phrase;
phrase = strtok_r(NULL, sep, &brkb))
{
printf("So far we're at %s:%s\n", word, phrase);
}
}
Fx 3.0 での実装に基づきます。