ALIASES

Section: File Formats (5)
Updated: $Date: 2004/07/12 05:39:21 $
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名称

aliases - sendmail のためのエイリアスファイル  

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書式

aliases  

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解説

このファイルには、 sendmail が使用する、ユーザ ID の別名を記述します。 このファイルは /etc/mail に置かれる、下記の形式の一連の行です。
name: addr_1, addr_2, addr_3, . . .

name はエイリアスする名前、 addr_n はその名前の別名です。 addr_n は、別の別名、ローカルユーザ名、ローカルファイル名、コマンド、 インクルードファイル、外部アドレスのいずれかです。

ローカルユーザ名
username
username は、getpwnam(3) で使用可能であることが必要です。
ローカルファイル名
/path/name
フルパス名 (スラッシュ (/) で開始) で指定されたファイルに、 メッセージが追加されます。
コマンド
|command
コマンドはパイプシンボル (|) で開始し、メッセージを標準入力から受け取ります。
インクルードファイル
:include: /path/name
パス名にあるエイリアスが、 name のエイリアスに追加されます。
E-Mail アドレス
user@domain
RFC 822 書式の e-mail アドレス。

空白ではじまる行は継続行です。 行を続ける別の方法として、改行の前にバックスラッシュを置く方法があります。 # ではじまる行はコメントです。

エイリアスはローカル名でのみ適用されます。 ループは起りえません。 なぜなら、メッセージは同じ人に複数回送られないからです。

name に対するエイリアスがある場合、 sendmail は owner-name に対するエイリアスをチェックします。 もしそれがあり、1 つのアドレスに展開される場合は、 エンベロープの送信者アドレスはそのアドレスに書き換えられます。 もしそれがあり、複数のアドレスに展開される場合は、 エンベロープの送信者アドレスは owner-name に変更されます。

エイリアス適用後、ローカルかつ有効な受信者で ``.forward'' ファイルをホームディレクトリに持つ人のメッセージは、 このファイルに定義された一連のユーザに転送されます。

これは単なる生のデータファイルです; 実際のエイリアス情報は newaliases(1) プログラムを使用することにより、バイナリ形式でファイル /etc/mail/aliases.db に置かれます。aliases ファイルを更新したときには、その内容を反映させるために、 newaliases コマンドを実行する必要があります。  

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関連項目

newaliases(1), dbm(3), dbopen(3), sendmail(8)

SENDMAIL Installation and Operation Guide.

SENDMAIL An Internetwork Mail Router  

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バグ

sendmail を NEWDB サポート付きではなく DBM サポート付きでコンパイルした時には、 エイリアス 1 つがおよそ 1000 バイトまでの情報に限るという dbm(3) の制約が問題となるかもしれません。 このような場合に長いエイリアスを使用するためには ``連鎖'' を使用します; これは別名の最後の名前をダミーの名前にし、 これを引続き別の別名として使用するというものです。  

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歴史

aliases ファイルフォーマットは 4.0BSD に登場しました。


 

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Time: 07:07:26 GMT, January 12, 2009