ファイルは改行で区切られた ASCII レコードから成ります。1 レコードが 1 グループに対応し、コロン `:' で区切られた 4 つの欄から成ります。 これらの欄の意味は以下のとおりです:
最初の非空白文字がポンドサイン (#) である行はコメントであり、無視されます。 空白・タブ・改行のみからなる行は空行であり、これも無視されます。
group 欄は、そのグループのメンバであるユーザにファイルアクセスを許可するために 用いる、グループの名前です。 gid 欄はそのグループ名に結び付けられた番号です。両者はファイルアクセスを制御 しますので、システム (またしばしば複数システムの 1 グループ) 中で一意的で ある必要があります。 passwd 欄はなくてもいい 暗号化された パスワードです。この欄はめったに用いられるこ とはなく、通常ブランクにしておくよりもむしろアスタリスクが置かれます。 member 欄は group の権利を許可されたユーザの名前を含んでいます。メンバ名は空白や改行なし にコンマで区切られます。ユーザの /etc/passwd エントリ中にグループが指定されていれば自動的にそのグループに入ることに なりますので、 ファイル中にそのユーザを追加する必要はありません。
古い実装においては、 1 つのグループは 200 以上のメンバを持つことはできず、 /etc/group の最大行長は 1024 文字でした。それより長い行は読み飛ばされました。 この制限は Fx 3.0 でなくなりました。 静的にリンクされた古いバイナリ、古い共有ライブラリに依存する古いバイナリ、 互換モードにおける非 Fx のバイナリには、まだこの制限があるかもしれません。