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COMM(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル COMM(1)

名称

comm − 2つのファイルの共通な行もしくは共通でない行を出力する

書式

comm [−123i] file1 file2

解説

comm ユーティリティは、 file1file2 を読み込んで(辞書的にソートされて いる必要があります)、 3 つのテキストカラムを出力します: それぞれ、 file1 のみにある行; file2 のみにある行; 両方のファイルにある行です。

ファイル名 ‘‘-’’ は標準入力を意味します。

オプションとしては以下のものがあります:

       −1

第 1 カラムの表示をしません。

−2
第 2 カラムの表示をしません。

−3
第 3 カラムの表示をしません。

−i
行比較を大文字と小文字を区別せずに行います。

それぞれのカラムの前にタブが付属しますが、タブの数はそのカラムより番号の 若いカラムで表示されるカラムの数に等しいです。例えば、第 2 カラムの表示を しない場合、第 1 カラムを表示する行では先頭にタブは付属せず、第 3 カラム を表示する行では先頭にタブが 1 つ付属します。

comm はファイルが辞書的にソートされている事を期待します; 全ての文字が行の 比較に使用されるからです。

環境変数

environ(7) に記述されているように、 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE 環境変数は comm の実行に影響を及ぼします。

診断

ユーティリティ comm は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。

関連項目

cmp(1), diff(1), sort(1), uniq(1)

規格

comm ユーティリティは IEEE Std 1003.2-1992 (‘‘POSIX.2’’) を満します。

−i オプションは、 POSIX 標準を拡張しています。

歴史

comm コマンドは Version 4 AT&T UNIX で登場しました。

FreeBSD 10.0 July 3, 2004 FreeBSD 10.0

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