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ENV(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル ENV(1)

名称

env − 環境変数の値を設定、表示する

書式

env [−i] [name=value ...] [utility [argument ...]]

解説

env ユーティリティは、コマンド行で指定された環境変数の値を変更してから、 別のユーティリティ utility を実行します。引数で name=value を指定すること により、環境変数 name の値を value にセットします。

オプションは次の通りです:

       −i

指定された環境変数のみを使用して utility を実行します。 env から 継承した環境は無視します。

utility を指定しないで実行した場合、 env は、環境中の環境変数の名前と値 を、 1 行につき名前 / 値の組 1 個の割合で表示します。

env ユーティリティは、 ‘#!’ 構造とともに使用すると役に立つ場合があります ( execve(2) を参照してください)。 ‘‘#!/usr/local/bin/foo’’ と ‘‘#!/usr/bin/env /usr/local/bin/foo’’ の唯一の違いは、 /usr/local/bin/foo 自身が解釈される場合でも後者は動作するという点です。このように env を使用 すると、望み通りに環境を設定できるだけでなく、 foo をパス無しで参照できま す。

環境変数

env ユーティリティは、名前に ‘/’ が 1 個も含まれない場合、指定された utility を見付けるために PATH 環境変数を使用します。

診断

ユーティリティ env は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。終了ステータス 126 は utility が見付かったものの実行不可だったこと を示します。終了ステータス 127 は utility が見付からなかったことを示しま す。

互換性

env ユーティリティは、 −i の同義語として、 オプションを受け付けます。

関連項目

printenv(1), sh(1), execvp(3), environ(7)

規格

env ユーティリティは IEEE Std 1003.1-2001 (‘‘POSIX.1’’) に適合していま す。

バグ

当たり前ですが、 env ユーティリティは、名前にイコール記号 (‘=’) を含む ユーティリティ引数をちゃんと扱えません。

FreeBSD 10.0 May 12, 2003 FreeBSD 10.0

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