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EXPAND(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル EXPAND(1)

名称

expand, unexpand − タブと空白文字の変換

書式

expand [

               −t tab1,tab2,...,tabn] [file ...]

unexpand [−a] [
−t
tab1,tab2,...,tabn] [file ...]

解説

expand ユーティリティは、指定されたファイルまたは標準入力を読み込み、タブ を空白文字に変換して標準出力に出力します。バックスペース文字はそのまま出 力し、同時にタブの計算に用いるカラム位置カウンタを一つ減じます。 expand ユーティリティは、 (ソートの前、特定のカラムに注目したいとき、など) タブ を含んだテキストファイルの前処理用に便利です。

unexpand ユーティリティは、 expand とは逆に、空白文字をタブに戻します。デ フォルトでは、行頭の空白文字とタブだけを、できるだけ長いタブの並びに戻し ます。

オプションとしては以下のものがあります:

       −a

(unexpand のみ)。行頭でなくても、二つ以上の空白文字が続いており、空 白文字をタブに置き換えればサイズが圧縮されるような箇所はすべてタブ に置き換えられます。

−t tab1,tab2,...,tabn
コラム位置 tab1, tab2, ..., tabn にタブストップを設定します。単一の 数値が指定された場合、デフォルト値の 8 の代りに、その数値だけ離れた コラム位置にタブストップを設定します。

環境変数

LANG, LC_ALL, LC_CTYPE の環境変数が、 environ(7) の記述通りに、 expandunexpand の実行に影響します。

診断

ユーティリティ expand および unexpand は、成功すると 0 で、エラーがあった 場合は >0 で終了します。

規格

expand および unexpand のユーティリティは、 IEEE Std 1003.1-2001 (‘‘POSIX.1’’) に適合しています。

歴史

expand コマンドは 3.0BSD から登場しました。

FreeBSD 10.0 April 21, 2002 FreeBSD 10.0

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