iptest − IP 機能を検証するためのパケットを自動生成する |
iptest [ −1234567 ] [ −d <device> ] [ −g <gateway> ] [ −m <MTU> ] [ −p <pointtest> ] [ −s <source> ] <destination> |
iptest ... |
−1 |
IP テストグループ #1 を実行します。このテストグループが生成 す るパケットは、パケットの他の特性から得られる値としては不正な 値が IP ヘッダフィールドに設定されます。ポイントとなるテスト は 次の通りです: 1 (ip_hl < ip_len)、 2 (ip_hl > ip_len)、 3 (ip_v < 4)、 4 (ip_v > 4)、 6 (ip_len > パケットサイズ、短 い パ ケッ ト)、 7 (長さ 0 のフラグメント)、 8 (再アセンブル後のパケット長 が 64k 以上)、 9 (MSB がセットされた IP オフセット)、 10 (ttl のバリエーション)。 |
||
−2 |
IP テストグループ #2 を実行します。このテストグループが生成 するパケットは、パケットの他の特性から得られる値としては不正 な 値 を用いて作成された IP オプションを含みます。ポイントとなるテ ストは次の通りです: 1 (オプション長 > パケット長)、 2 (オプショ ン長 = 0)。 |
||
−3 |
IP テストグループ #3 を実行します。このテストグループが生成 するパケットは、 ICMP ヘッダフィールドが非標準値になっ て い ま す。 ポイントとなるテストは次の通りです: 1 (ICMP タイプ 0-31 と 255)、 2 (タイプ 3 でコード 0 - 31)、 3 (タイプ 4 でコー ド 0, 127, 128, 255)、 4 (タイプ 5 でコード 0, 127, 128, 255)、 5 (タ イプ 8-10, 13-18 でコード 0, 127, 128, 255)、 6 (タイプ 12 で コー ド 0, 127, 128, 129, 255)、 7 (タイプ 3 でコード 9-10, 13-14, 17-18 - 短縮されたパケット)。 |
||
−4 |
IP テストグループ #4 を実行します。このテストグループが生成 するパケットは、 UDP ヘッダフィールドが非標準値になっています。 ポイントとなるテストは次の通りです: 1 (UDP 長 > パケッ ト サ イ ズ)、 2 (UDP 長 < パケットサイズ)、 3 (sport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 4 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 5 (sizeof(struct ip) <= MTU <= sizeof(struct udphdr) + sizeof(struct ip))。 |
||
−5 |
IP テストグループ #5 を実行します。このテストグループが生成 するパケットは、 TCP ヘッダフィールドが非標準値になっています。 ポイントとなるテストは次の通りです: 1 (TCP フラグのバリエーショ ン、 す べ ての組み合わせ)、 2 (seq = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, 0xffffffff)、 3 (ack = 0, 0x7fffffff, 0x8000000, 0xa0000000, 0xffffffff)、 4 (ウィンドウ 0, 32768, 65535 の SYN パケット)、 5 (緊急ポインタを 1, 0x7fff, 0x8000, 0xffff に 設 定)、 6 ( デー タオフセット)、 7 (sport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)、 8 (dport = 0, 1, 32767, 32768, 65535)。 |
||
−6 |
IP テストグループ #6 を実行します。このテストでは、大量のフ ラ グメントを生成して、後に再アセンブルするためにパケットを保持 するためのネットワークバッファを溢れさせようとします。警告: 対 象 ホストをクラッシュさせたり、パフォーマンスを著しく低下させる かもしれません。 |
||
−7 |
IP テストグループ #7 を実行します。このテストでは、1024 個 の ランダムな IP パケットを生成します。このパケットは、 IP バー ジョン、チェックサム、長さ、IP オフセットのフィールドのみからな ります。 |
−d <interface> |
インタフェース名を指定されたものに設定します。 |
−g <gateway> |
パ ケットの経路となるゲートウェイのホスト名を指定します。宛先ホ ストが、パケットを送出するホストと同一のネットワークに直接接 続 されていない場合には、かならず必要となります。 |
−m <MTU> |
パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。このオプション を使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。これに より、実際にネットワークインタフェースの MTU を小さく設定しなく ても、小さな MTU を持つインタフェースをシミュレートすることがで きます。 |
−p <test> |
指定したものを実行... |
ipsend(1), ipresend(1), bpf(4), ipsend(5), dlpi(7p) |
iptest 実行時には、数値テストオプションは 1 つのみ指定可能です。 root として実行する必要があります。 |
バグをみつけたら、darrenr@cyber.com.au に電子メールを送ってください。 |