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KCON(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル KCON(1)

名称

kcon − pcvt キーボードのコントロールと再割り当て

書式

kcon [−d delay] [−l] [−m map] [−o] [−p] [−R] [−r rate] [−s] [−t+/-] [−x]

解説

kcon ユーティリティは、’pcvt’ ビデオドライバのためにキーボード設定の全て の側面を制御するために使われます。

利用可能なオプションは以下の通りです。

       −d delay

最後のキーを押してから、キーボードがリピートするまでのディレイ時間 を指定します。指定できる値は、0 から 3 で、それぞれ 250, 500, 750, 1000 ミリ秒のディレイ時間をあらわします。

−l
現在のドライバに利用されているキーボードマップを表示します。

−m map
キーボード能力データベース keycap 中で探されるマップエントリを指定 します。データベース中のエントリを探索し、見付かればマップが読み込 まれ、直ちにこのドライバで使われます。

−o
現在のマップリスト中の、ディスプレイ制御コードを 8 進数に切り替えま す。 −l オプションと一緒に使われます。

−p
リストの時に ’純粋な (pure)’ 出力を使います。エスケープ文字は 8 進 もしくは 16 進で表示され、 ’ESC’ とは表示されません。 −l オプション と一緒に使われます。

−r rate
文字のリピートレートを指定します。有効な値は 0 から 31 で、それぞれ 30 文字/秒から 2 文字/秒をあらわします。

−R
キーボードをリセットします。

−s
現在のリピートレートとディレイ値を表示します。

−t +/-
キーリピートオプションを有効とする (+) か、無効とする (-) かを指定 します。

−x
現在のマップの表示で、ディスプレイ制御コードを 16 進での表示に切り 替えます。 −l オプションと一緒に使われます。これはデフォルトの振舞 いです。

関連ファイル

       /usr/share/misc/keycap.pcvt

インストール時に他のものを選んでいなければ、 これがキーボード能力のデータベースファイルで す
/dev/console
キーボードの raw デバイス

関連項目

keycap(3), keycap(5)

バグ

kcon ユーティリティは、keycap データベース中にいくつかの矛盾を見付けま す。エラーの場合、 kcon はエラーメッセージを表示して、終了します。この場 合、キーボードは未定義状態になるかもしれません。この状態を回復するために は、 ‘‘kcon -m default’’ を実行してください。

使用例

コマンド ‘‘kcon -m gb’’ は、英国のキーボードの振舞いに切り替えるために ’gb’ エントリを keycap ファイルからキーボードへ読み込みます。

コマンド ‘‘kcon -r 0 -d 0’’ は、キーが 250 ミリ秒押し続けられた後で、キー ボードの文字を出すレートを 30 文字/秒に設定します。

FreeBSD 10.0 March 27, 2000 FreeBSD 10.0

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