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CAL(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル CAL(1)

名称

cal, ncal − カレンダおよびイースターの日付を表示する

書式

cal [−jy] [

                  [month] year]

cal [−j] −m month [year]
ncal
[−jJpwy] [−s country_code] [
[month] year]
ncal
[−Jeo] [year]

解説

cal ユーティリティは簡単なカレンダを表示します。また ncal は別のフォー マット、追加のオプション、イースターの日付も提供します。新しいフォーマッ トは込み入っていますが、 25x80 文字の端末で一年が表示できます。引数が指定 されなかった場合は今月のものを表示します。

オプションには以下のものがあります:

       −J

ユリウス暦でカレンダを表示します。 −e オプションと共に使用する と、ユリウス暦でのイースターを表示します。

−e
イースターの日付を表示します (西方教会)。

−j
ユリウス日で表示します。(1 月 1 日を第 1 日とする通日です) (訳注: 天文学での定義とは異なります。[Mar.1996])

−m month
指定した month を表示します。

−o
東方正教会のイースターの日付を表示します (ギリシャおよびロシアの 東方正教会)。

−p
カントリーコードと、ユリウス暦からグレゴリオ暦へ移行したと ncal が見なす日付を表示します。ローカル環境で定義されるカントリーコー ドにはアスタリスクが表示されます。

−s country_code
ユリウス暦からグレゴリオ暦へ移行した日付を country_code に基づく ものとします。指定しない場合には、 ncal はローカル環境に基づき推 定しますが、推定に失敗した場合は、1752 年 9 月 2 日であるとしま す。この日付は、英国およびその植民地がグレゴリオ暦に移行した日付 です。

−w
週のカラムの下に週の番号を表示します。

−y
指定した年のカレンダを表示します。

パラメータが 1 つの時は西暦年 (1 - 9999) を指定したものとして、その年のカ レンダを表示します。年は完全な形で指定して下さい。例えば ‘‘cal 89’’ では 1989 年のカレンダを表示 しません。パラメータが 2 つの時は月と年を指定しま す。月は、1 から 12 の間の数値か、現在のロケールで定義される完全な名前ま たは短縮名です。月と年のデフォルトは、現在のシステムクロックとタイムゾー ンによるものです (ので、 ‘‘cal -m 8’’ は、今年の 8 月のカレンダを表示しま す)。

一年は 1 月 1 日から始まります。

関連項目

calendar(3), strftime(3)

歴史

cal コマンドは Version 5 AT&T UNIX から登場しました。 ncal は FreeBSD 2.2.6 に登場しました。

作者

ncal コマンドとマニュアルは Wolfgang Helbig ⟨helbig@FreeBSD.org⟩ が作成し ました。

バグ

ユリウス暦からグレゴリオ暦に移行した日付とカントリーコードの対応は、多く の国について不適当です。

FreeBSD 10.0 November 23, 2004 FreeBSD 10.0

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