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SCON(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル SCON(1)

名称

scon − pcvt ビデオドライバのスクリーンモードを制御する

書式

scon [−a] [−c screenno] [−d device] [−f on|off] [−h] [−H] [−l] [−m] [−v] [−V] [−s lines]

scon [−v] [−d device] −p entry,red,green,blue

scon [−v] [−d device] −p default

scon [−v] [−d device] −p list

scon [−v] −t timeout

scon [−v] −1 | −8

解説

scon ユーティリティは pcvt vt220 ドライバの実行時動作の様々な側面を制御し ます。

オプションは以下です:

       −a

pcvt が認識したビデオアダプタを文字列で返します。 MDA, HGC, CGA, EGA, VGA または UNKNOWN が返されます。

−c
現在の (表示される) スクリーンをどのスクリーン番号に切り替えるか を指定します。

−d
デバイスファイル名 (例えば /dev/ttyv2) を指定します。これに続いて コマンドラインから指定される処理は、これに適用されます。

−f
暗黙的に 24 行を仮定するプログラムを VT220 にて実行すると、端末が 実際には 25 行の時には正しくない振舞をすることが有ります。完全な VT220 の動作をサポートするために、 25 行純 VT モードや 28 行 HP モードにて実行中の pcvt に 24 行のみを選択させることが可能です。 −f オプションには、文字列 ‘on’ か ‘off’ のパラメータが必要です。 それぞれ仮想スクリーンのモードをオンまたはオフします。前記の 2 つ の垂直解像度ではない場合には、このモードは影響が有りません。

−h
使用方法/ヘルプを表示します。

−l
pcvt ドライバの出力に関する、実行時に変更可能なオプションと固定パ ラメータ (アダプタのタイプ、VGA アダプタの場合製作元、チップセッ ト、 132 カラムサポート等) の現在の構成を列挙します。

−m
pcvt が認識したディスプレイモニタのタイプを文字列で返します。 MONO, COLOR または UNKNOWN が返されます。

−v
プログラムの操作における冗長表示を指定します。

−V
指定された/現在のスクリーンを、 HP エスケープシーケンスを認識せず ファンクションキーラベルを表示しない、純 VT220 モードに切り替えま す。

−H
指定された/現在のスクリーンを、HP/VT220 混成モードに切り替えま す。完全な VT220 エミュレーションに加え、 HP ファンクションキーラ ベルとラベルを処理するエスケープシーケンスをユーザは使用可能で す。

−s
スクリーンの文字行数を指定します。 25, 28, 35, 40, 43, 50 を指定 可能です。これら全てのスクリーンサイズを使うためには、要求される サイズのフォントを EGA/VGA フォントラムにダウンロードする必要が有 ります。このオプションは EGA および VGA ボードに対してのみ使用可 能です。

−p
VGA パレット (DAC) を修正します。 −p−s, −H, −V と相互排除で す。通常、オプション −p は VGA ボードに対してのみ使用可能です。使 い方は以下の 3 種です。

引数 ‘‘default’’ を指定すると、 (VGA ROM BIOS がハードウェアリ セット後にインストールするように) デフォルトパレットを回復しま す。

引数 ‘‘list’’ を指定すると、現在の VGA DAC パレットエントリを列挙 します。各エントリは、テーブルインデックス、赤緑青の値、名前が有 る場合は色名を持ちます。後続する空のテーブルスロット (RGB 値が全 て 0) は省略されます。

上記以外の場合、コンマで区切った 4 つの引数が期待されます。 1 番 目が変更すべきパレットエントリの番号を指定します。これは

0 か ら 255 までの値か、 (大文字小文字を区別する) 色名です。後続する値 は 0 から 63 までの値域である赤緑青の値であり、 VGA DAC が変換に 使用します。読みやすさのために、引数の最初の区切りはコンマ ‘‘,’’ でなくコロン ‘‘:’’ であっても良いですが、一般的なコマンド引数の決 まりを破っていることに注意して下さい。不明確にならなければ、複数 の −p オプションを指定可能です。

−t
−t
を指定するとスクリーンセーバを活性化します。動作は timeout に 依存します: timeout が 0 の場合、スクリーンセーバはオフにされま す。そうでなければ、 timeout はスクリーンセーバを起動するまで待つ 秒数として扱います。注: −t オプションは、スクリーンセーバサポート をドライバに組み込んだ時のみ有効です!

−1
132 カラムモードを設定します (VGA アダプタでのみ有効です)。

−8
80 カラムモードを設定します。

HP と VT のモードを切り替えると、切り替え時に 24 行強制モードがオンオフさ れます。 80 カラムと 132 カラムを切り替えると、スクリーンが消去され、スク ロール範囲がリセットされ、カーソルがホームポジションに移動します。

使用例

コマンド ‘‘scon −H −s 28’’ は現在のスクリーンを HP モードにし、スクリーン サイズを 28x80 にします。

‘‘

         scon −p lightgray,0,15,0 −p 0:45,45,45’’ を起動すると、通常のテキストが灰色背景の緑色になります。通常のテキストは、白だと思うかも知れませんが、灰色です。

バグ

−c−d のオプションはなぜか衝突します。将来のリリースで変更されるでしょ う。

関連項目

cursor(1), loadfont(1), pcvt(4)

FreeBSD 10.0 March 27, 2000 FreeBSD 10.0

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