TEST(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル TEST(1)
名称
test, [ − 条件式評価ユーティリティ |
書式
test expression |
[ expression ] |
解説 |
test ユーティリティは、式を評価し、結果が真なら 0 (true) を、偽なら 1 (false) を戻り値として返します。引数の式がない場合も 1 (false) を返しま す。 演算子やフラグなどは、一つ一つ独立な引数として test ユーティリティに渡し ます。 式は以下の基本要素から構成されます: |
−b file
file が存在し、それがブロック特殊ファイルであるならば真にな ります。 −c file −d file −e file −f file −g file −h file −k file −n string −p file −r file −s file −t file_descriptor −u file −w file −x file −z string −L file −O file −G file −S file file1 −nt file2 file1 −ot file2 file1 −ef file2 string s1 = s2 s1 != s2 s1 < s2 s1 > s2 n1 −eq n2 n1 −ne n2 n1 −gt n2 n1 −ge n2 n1 −lt n2 n1 −le n2 file がシンボリックリンクの場合、基本要素 −h と −L の場合を除き、 test は 参照を手繰りファイルを得て、それに対して式を評価します。 これらの基本要素は以下の演算子と組み合わせることができます: ! expression expression1 −a expression2 expression1 −o expression2 (expression) −a 演算子は −o 演算子より優先されます。 シェルによっては、本ユーティリティと同一の、組み込みの test コマンドを提 供しています。 builtin(1) マニュアルページを参照してください。 文法の曖昧性 |
test に使用されている文法は本質的に曖昧です。ある程度の一貫性を確保するた め、 IEEE Std 1003.2 (‘‘POSIX.2’’) の D11.2/4.62.4 節で述べられているケー スに関しては、この標準化文書が規定する規則に一貫して従った評価が行われま す。しかしその他のケースでは、コマンドの持つ意味の曖昧さに左右されます。 |
戻り値
test ユーティリティは次のいずれかの値を返します。 |
0
式を評価した結果が真である 1 >1 関連項目 |
規格
test ユーティリティは、 IEEE Std 1003.2 (‘‘POSIX.2’’) 仕様の上位互換実装 です。 FreeBSD 10.0 July 3, 2004 FreeBSD 10.0 |