SIGPAUSE(2) FreeBSD システムコールマニュアル SIGPAUSE(2)
名称
sigpause − ブロックされたシグナルを不可分に解放、割込み待機する |
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, −lc) |
書式
#include <signal.h> int |
sigpause(int sigmask); |
解説 |
このインタフェースは sigsuspend(2) によって旧式のものとなっています。 sigpause() 関数は、マスクされたシグナルのセットに sigmask を割り当ててか らシグナルの到着を待機します。戻ると、マスクされたシグナルのセットが復元 されます。通常、 sigmask 引数の 0 はブロックされるシグナルがないことを表 わします。 sigpause() 関数は、常に割り込まれることで終了し、 errno を EINTR に設定して -1 を戻します。 |
関連項目
kill(2), sigaction(2), sigblock(2), sigprocmask(2), sigsuspend(2), sigvec(2) |
規格
sigpause() 関数は歴史的な 4.3BSD アプリケーションとのコンパチビリティのた めに実装されています。シグナルマスクではなく 1 つのシグナル番号を使用して いた、同じ名前の非コンパチブルなインタフェースが AT&T System V UNIX に存 在し、そこから IEEE Std 1003.1-2001 (‘‘POSIX.1’’) のオプションとして X/Open System Interfaces (XSI) にコピーされました。 |
歴史
sigpause() 関数は、 4.2BSD で登場しました。しかし、現在ではこの関数を使用 することは推奨されていません。 FreeBSD 10.0 June 2, 1993 FreeBSD 10.0 |