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BITSTRING(3) FreeBSD ライブラリ関数マニュアル BITSTRING(3)

名称

bit_alloc, bit_clear, bit_decl, bit_ffs, bit_nclear, bit_nset, bit_set, bitstr_size, bit_test − ビット列操作マクロ

書式

#include <bitstring.h>

bitstr_t *

bit_alloc(int nbits);

void

bit_decl(bitstr_t *name, int nbits);

void

bit_clear(bitstr_t *name, int bit);

void

bit_ffc(bitstr_t *name, int nbits, int *value);

void

bit_ffs(bitstr_t *name, int nbits, int *value);

void

bit_nclear(bitstr_t *name, int start, int stop);

void

bit_nset(bitstr_t *name, int start, int stop);

void

bit_set(bitstr_t *name, int bit);

int

bitstr_size(int nbits);

int

bit_test(bitstr_t *name, int bit);

解説

これらのマクロはビット列を操作します。

マクロ bit_alloc() は、 nbits 個のビットを格納するのに十分な空間を指す型 ‘‘bitstr_t *’’ のポインタを返します。または、空間が利用できない場合は NULL を返します。

マクロ bit_decl() は、 nbits 個のビットを格納するのに十分な空間をスタック に割り付けます。

マクロ bitstr_size() は、 nbits 個のビットを格納するのに必要な、型 bitstr_t の要素の数を返します。これはビット列をコピーするのに便利です。

マクロ bit_clear() とマクロ bit_set() は、ビット列 name の中の、0 を起点 として bit 番目のビットをクリアまたは設定します。

マクロ bit_nset() とマクロ bit_nclear() は、ビット列 name の中の start か ら stop までの (0 を起点として番号付けした) ビットをセットまたはクリアし ます。

マクロ bit_test() は、ビット列 name 内で、0 を起点として bit 番目のビット がセットされている場合、評価結果は 0 でない値になり、それ以外の場合は 0 と評価されます。

マクロ bit_ffs() は、 name が参照する nbits ビットの配列のなかで、セット されたビットが最初に現れる位置を 0 を起点として番号付けした値を、 value が参照する位置に格納します。どの ビットも設定されていない場合、 value が参照する位置に、−1 が設定されま す。

マクロ bit_ffc() は、 name が参照する nbits ビットの配列のなかで、セット されていないビットが最初に現れる位置を、 0 を起点として番号付けした値を、 value が参照する位置に格納します。どのビットも設定されている場合、 value が参照する位置に、−1 が設定されます。

これらのマクロの引数は、 1 回だけ評価され、安全な副作用がある可能性があり ます。

      #include <limits.h>
      #include <bitstring.h>

     ...

#define LPR_BUSY_BIT

0
#define LPR_FORMAT_BIT

1
#define LPR_DOWNLOAD_BIT

2

...

#define LPR_AVAILABLE_BIT

9
#define LPR_MAX_BITS

10

make_lpr_available()
{

bitstr_t bit_decl(bitlist, LPR_MAX_BITS);

...

bit_nclear(bitlist, 0, LPR_MAX_BITS - 1);

...

if (!bit_test(bitlist, LPR_BUSY_BIT)) {

bit_clear(bitlist, LPR_FORMAT_BIT);

bit_clear(bitlist, LPR_DOWNLOAD_BIT);

bit_set(bitlist, LPR_AVAILABLE_BIT);

}

}

関連項目

malloc(3)

歴史

bitstring 関数は 4.4BSD ではじめて登場しました。

FreeBSD 10.0 July 19, 1993 FreeBSD 10.0

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