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curs_border

名称
書式
解説
戻り値
注釈
バグ
関連項目

名称

border, wborder, box, hline, whline, vline, wvline - ncurses の境界線、 水平線、垂直線を作成する

書式

#include <ncurses.h>
int border(chtype ls, chtype rs, chtype ts, chtype bs, chtype tl, chtype tr, chtype bl, chtype br);
int wborder(WINDOW *win, chtype ls, chtype rs, chtype ts, chtype bs, chtype tl, chtype tr, chtype bl, chtype br);
int box(WINDOW *win, chtype verch, chtype horch);
int hline(chtype ch, int n);
int whline(WINDOW *win, chtype ch, int n);
int vline(chtype ch, int n);
int wvline(WINDOW *win, chtype ch, int n);

解説

border, wborder および box の各ルーチンはウィンドウのエッジの回りにボッ クスを描画します。引数 ls はボーダーの左側に使用される 1 つの文字および 属性です。同様に、rs - 右側、ts - 上側、bs - 下側、 tl - 左 上 コー ナー、tr - 右上コーナー、 bl - 左下コーナー、br -右下コーナーです。これ らの引数のいずれかがゼロである場合、次のデフォルト値 (ncurses.h に定 義 されています) が代わりに使用されます。 ACS_VLINE, ACS_VLINE, ACS_HLINE, ACS_HLINE, ACS_ULCORNER, ACS_URCORNER, ACS_LLCORNER, ACS_LRCORNER で す。

box(win, verch, horch) は、 次 の 呼 び 出 しを簡単にしたものです。 wborder(win, verch, verch, horch, horch, 0, 0, 0, 0)

hline 関数と whline 関数は、ウィンドウ内の現在のカーソル位置で開始す る ch を使用して水平線 (左から右)を描画します。カーソルの現在位置は変化し ません。線は、長くとも n 文字の長さであるか、またはウィンドウに入るだけ の長さになります。

vline 関数と wvline 関数は、ウィンドウ内の現在のカーソル位置で開始する ch を使用して垂直線 (上端から下端) を描画します。カーソルの現在位置は変 化しません。線は、長くとも n 文字の長さであるか、またはウィンドウに入る だけの長さになります。

戻り値

すべてのルーチンが整数 OK を返します。 SVr4.0 マニュア ル に は "or a non-negative integer if immedok is set (または、immedok が設定されてい る場合には、負でない整数)" と記載されていますが、これは間違いと考えられ ます。

注釈

こ れ ら の 関 数 が生成するボーダーは、内側のボーダーです (これは SVr4 curses にも該当します。ただし、このことは記載されていません)。

borderbox はマクロである可能性があることに注意してください。

バグ

immedok 関数は ncurses 1.8.6 ではまだ実現されていません。

関連項目

ncurses(3), curs_outopts(3).

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