CTERMID(3) FreeBSD ライブラリ関数マニュアル CTERMID(3)
名称
ctermid − 端末パス名を生成する |
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, −lc) |
書式
#include <stdio.h> char * |
ctermid(char *buf); char * |
ctermid_r(char *buf); |
解説 |
ctermid() 関数は、パス名として使用されたときに、呼び出し元プロセスの現在 の制御端末を参照する文字列を生成します。 buf が NULL ポインタの場合、静的領域を指すポインタが返されます。そうでな い場合は、パス名が、 buf で参照されるメモリにコピーされます。引数 buf は、長さが少なくとも L_ctermid (インクルードファイル 〈stdio.h〉 に定義) バ イトと仮定されます。 ctermid_r() は、 buf が NULL ポインタであった場合に NULL を返すこと以外 は、 ctermid() と同じ機能を提供します。 現在の実装では単に ‘/dev/tty’ を返します。 |
戻り値
処理が成功すると、 NULL でないポインタが返されます。処理が失敗すると、 NULL ポインタが返され、グローバル変数 errno がエラーを示すように設定され ます。 |
エラー
現在の実装では、検出されるエラー条件はありません。 |
関連項目
規格
ctermid() 関数は、 IEEE Std 1003.1-1988 (‘‘POSIX.1’’) に適合しています。 |
バグ
デフォルトでは、 ctermid() 関数は、すべての情報を内部の静的オブジェクトに 書き込みます。後で ctermid() を呼ぶと、同じオブジェクトが修正されます。 FreeBSD 10.0 June 4, 1993 FreeBSD 10.0 |