getc(3)

fgetc, getc, getchar, getw − 入力ストリームから次の文字またはワードを取得

標準 C ライブラリ (libc, −lc)

#include <stdio.h>

int

fgetc(FILE *stream);

int

getc(FILE *stream);

int

getchar();

int

getw(FILE *stream);

解説

fgetc() 関数は、 stream で指したストリームから、(存在している場合) 次の入 力文字を取得するか、または、 ungetc(3) によってそのストリームにプッシュ バックされた、次の文字を取得します。

getc() 関数は fgetc() と基本的に同じ機能ですが、これはインラインで展開す るマクロです。

getchar() 関数は、引数 stdin がついている getc() と同等です。

getw() 関数は stream で指したストリームから、次の int を (存在している場 合) 取得します。

処理が正常に完了した場合、これらのルーチンはいずれも stream から次の要求 オブジェクトを返します。ストリームがファイルの終わりに達したか、または読 込みエラーが発生した場合は EOF を返します。ファイルの終わりか、エラーなの かを識別するには、 feof(3) と ferror(3) ルーチンを使用する必要がありま す。エラーが発生した場合は、グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定さ れます。ファイルの終端を示す状態は端末であってもそのまま残り、その後の読 み込みに対しては clearerr(3) によって状態がクリアされなければ EOF を返す ことになります。

ferror(3), fopen(3), fread(3), putc(3), ungetc(3)

fgetc(), getc() および getchar() 関数は、 ISO/IEC 9899:1990 (‘‘ISO C89’’) に適合しています。

EOF は、有効な整数値なので getw() を呼び出した後のエラーをチェックするに は、 feof(3) および ferror(3) を使用する必要があります。 int のサイズとバ イト順はマシンによってさまざまです。移植可能なアプリケーションが目的な ら、 getw() の使用は推奨できません。

FreeBSD 10.0 June 4, 1993 FreeBSD 10.0