TTYNAME(3) FreeBSD ライブラリ関数マニュアル TTYNAME(3)
名称
ttyname, isatty, ttyslot − ファイル記述子からそれに結合されている端末 ( tty ) の名前を取得 |
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, −lc) |
書式
#include <unistd.h> char * |
ttyname(int fd); int |
isatty(int fd); int |
ttyslot(void); |
解説 |
これらの関数は、端末タイプデバイスに関するシステムファイル記述子を操作し ます。これらの記述子は標準の I/O FILE typedef とは関係を持っておらず、 /dev ディレクトリ中にあって /dev/ttyxx という名前を持ち、それについては初 期設定ファイル /etc/ttys の中にエントリが存在するような特別デバイスファイ ルを参照します( ttys(5) 参照 )。 isatty() 関数は、ファイル記述子 fd が有効な端末タイプデバイスを参照してい るかどうかを判断します。 ttyname() 関数は、 isatty() が真であるファイル記述子に関連するデバイス名 を取得します。 ttyslot() 関数は、 ttys(5) ファイルエントリから現在のプロセスの制御端末番 号を取ってきます。 |
戻り値
ttyname() 関数は、デバイスが見つかって isatty() が真である場合は、null で 終端された名前を返します。それ以外の場合は、 NULL ポインタを返します。 ttyslot() 関数は、デバイスファイルが見つかればそのユニット番号を返しま す。見つからない場合は、値ゼロを返します。 |
ファイル
/dev/∗
/etc/ttys 関連項目 |
歴史
isatty(), ttyname(), および ttyslot() 関数は、 Version 7 AT&T UNIX に現れ ました。 |
バグ
ttyname() 関数は、その結果を内部静的オブジェクトの中に残し、そのオブジェ クトへのポインタを返します。それ以後に ttyname() を呼び出すと、その同じオ ブジェクトは修正されます。 FreeBSD 10.0 June 4, 1993 FreeBSD 10.0 |