rand(3)

rand, srand, rand_r − 不十分な乱数ジェネレータ

標準 C ライブラリ (libc, −lc)

#include <stdlib.h>

void

srand(unsigned seed);

int

rand(void);

int

rand_r(unsigned *ctx);

解説

このインタフェースは、 random(3) に置き換えられました。

rand() 関数は、0 から RAND_MAX (ヘッダファイル ⟨stdlib.h⟩ で定義) の範囲 で、疑似乱整数のシーケンスを算出します。

srand() 関数は、引数 seed を、 rand() が戻す疑似乱数の新しいシーケンスの 種として設定します。このシーケンスは、同じ値の種を用いて srand() を呼び出 すことで繰り返すことができます。

種の値を指定しないと、これらの関数は自動的に 1 を種として使用します。

rand_r() は、 rand() と同じ機能を提供します。コンテキスト毎の値である ctx へのポインタは、呼び出し側が提供する必要があります。

random(3)

rand() 関数と srand() 関数は、 ISO/IEC 9899:1990 (‘‘ISO C89’’) に適合して います。

rand_r() 関数は POSIX.4a Draft #6 ドキュメントで提案されています。

FreeBSD 10.0 May 25, 1999 FreeBSD 10.0