sigismember(3)

sigemptyset, sigfillset, sigaddset, sigdelset, sigismember − シグナルセッ トを操作

標準 C ライブラリ (libc, −lc)

#include <signal.h>

int

sigemptyset(sigset_t *set);

int

sigfillset(sigset_t *set);

int

sigaddset(sigset_t *set, int signo);

int

sigdelset(sigset_t *set, int signo);

int

sigismember(const sigset_t *set, int signo);

解説

これらの関数は、 sigset_t に保存されたシグナルセットを操作します。 sigset_t 型の各オブジェクトについて sigemptyset() または sigfillset() の どちらかを呼び出した後で、オブジェクトを他のように使用します。

sigemptyset() 関数はシグナルセットを空に初期化します。

sigfillset() 関数は、シグナルセットをすべてのシグナルが含まれるように初期 化します。

sigaddset() 関数は、シグナルセットに、指定のシグナル signo を追加します。

sigdelset() 関数は、シグナルセットから、指定のシグナル signo を削除しま す。

sigismember() 関数は、指定のシグナル signo がシグナルセットに含まれるかど うかを返します。

これらの関数はインクルードファイル <signal.h> 内にマクロとして備えられて います。 (#undef 名前を使用して)名前が未定義であっても実際の関数は利用で きます 。

sigismember() 関数は、シグナルがセットのメンバである場合は 1 を返します。 そうでない場合は 0 を返します。他の関数は 0 を返します。

現時点ではエラーは検出されていません。

kill(2), sigaction(2), sigsuspend(2)

これらの関数は、 IEEE Std 1003.1-1988 (‘‘POSIX.1’’) によって定義されてい ます。

FreeBSD 10.0 June 4, 1993 FreeBSD 10.0