strxfrm(3)

strxfrm − 文字列をロケールにしたがって変換する

標準 C ライブラリ (libc, −lc)

#include <string.h>

strxfrm(char *dst, const char *src, size_t n);

解説

strxfrm() 関数は、 src により示されたヌル文字で終了する文字列を、現在のロ ケール照合 (locale collation) がある場合には、それに従って変換し、変換し た文字列を dst にコピーします。 n を越えない文字数が dst にヌル文字を付加 してコピーされます。もし n に 0 がセットされた場合 (この場合変換に必要と なる実サイズを決定するのを助けます)、 dst には NULL ポインタにする事が許 されます。

strxfrm() の後で strcmp() を使って 2 つの文字列を比較することは、元の 2 つの文字列を strcoll() を使って比較することと同じになります。

完全に成功した場合、 strxfrm() は終端のヌル文字を含まない変換された文字列 の長さを返します。もしこの値が n と同じかそれより大きい場合、 dst の内容 は不定です。

setlocale(3), strcmp(3), strcoll(3)

strxfrm() 関数は、 ISO/IEC 9899:1990 (‘‘ISO C89’’) に適合しています。

FreeBSD 10.0 June 4, 1993 FreeBSD 10.0