SCREEN(4) FreeBSD/i386 カーネルインタフェースマニュアル SCREEN(4)
名称
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screen − PC ディスプレイのインタフェース |
解説
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/dev にあるデバイスファイル ttyv0 - ttyvb を通して 仮想コンソールへアクセ スできます。これらのファイルはそれぞれ別々の仮想コンソールに対応します。 すべての仮想コンソールデバイスを同時にオープンすることもできますが、アク ティブなのは一度にひとつだけです。アクティブな仮想コンソールがキーボード やディスプレイ画面を「占有」します。 ディスプレイに現在向けられていない仮想コンソールへの出力は、「画面全体」( 普通は 25 行) の行を保持するバッファに保存されます。 /dev/console (オリジ ナルコンソールデバイス) へ書き込まれた出力はすべて /dev/ttyv0 にエコーさ れます。 仮想コンソールを切り替えるには、シーケンス ALT+Fn を使います。これは ALT を押しながらファンクションキーのひとつを押すという意味です。そうすると、 そのファンクションキーと同じ番号の仮想コンソールが現在の仮想コンソールと して選択され、キーボードやディスプレイの専有的な使用権が与えられます。こ の切り替えシーケンスはキーボードマッピング ioctl 呼び出しで変更できます (keyboard.4 参照)。 コンソールでは、特別なキーシーケンスを用いてキーボード上に物理的に存在し ない値を入力できます。この機能を使うには、ALT を押したままにして、数字 キーパッドで 0 から 255 の 10 進数字を入力し、ALT を離してください。そう すると、入力された値がひとつの文字を表す ASCII 値として使われます。このよ うにして、任意の ASCII 値を入力することができます。また、コンソールドライ バは履歴機能も備えています。履歴機能は scroll-lock キーを押すことで有効に なります。これは表示を固定し、最近スクロールされた行に渡って矢印キーでス クロールアップ・ダウンできるようにします。 コンソールは ANSI x3.64 文字シーケンスのサブセットを解釈します。古い pccons ドライバとの互換性のため、 PC3 文字シーケンスもサポートされていま す。 |
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ANSI |
Seq |
機能 |
termcap エントリ |
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======= ======= ===================================== ============== |
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-- |
E7 |
カーソル位置を保存 |
sc |
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-- |
E8 |
保存したカーソル位置を復元 |
rc |
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CUU E[nA カーソルを n 行上に移動 |
up/UP (ku) |
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CUD E[nB カーソルを n 行下に移動 |
do/DO (kd) |
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CUF E[nC カーソルを n 文字右に移動 |
nd/RI (kr) |
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CUB E[nD カーソルを n 文字左に移動 |
--/LE (kl) |
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HPA E[n‘ |
カーソルを文字位置 n に移動 |
ch |
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HPR |
E[na |
カーソルを n 文字右に移動 |
-- |
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VPA E[nd カーソルを行 n に移動 |
cv |
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VPR |
E[ne |
カーソルを n 行下に移動 |
-- |
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CPL E[nF カーソルを n 行上の行頭に移動 |
-- (@7) |
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CNL E[nE カーソルを n 行下の行頭に移動 |
nw |
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CUP |
E[y;xH |
カーソルを x, y |
に移動 |
cm |
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HVP |
E[y;xf |
カーソルを x, y |
に移動 |
-- |
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CBT E[nZ カーソルを n タブ戻す |
bt (kB) |
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IL E[nL n 行の空行を挿入 |
al/AL |
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ICH E[n@ n 個の空白文字を挿入 |
ic/IC |
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DL E[nM n 行削除 |
dl/DL |
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DCH E[nP n 文字削除 |
dc/DC |
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ED |
E[nJ |
表示の一部または全部を消去: |
cd |
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n=0 カーソルから表示終端までを消去 |
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n=1 表示始点からカーソルまでを消去 |
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n=2 表示全体を消去 |
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EL |
E[nK |
行の一部または全部を消去: |
ce |
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n=0 カーソルから行末までを消去 |
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n=1 行頭からカーソルまでを消去 |
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n=2 行全体を消去 |
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ECH E[nX n 文字消去 |
ec |
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SU E[nS 表示を n 行スクロールアップ (進める) |
sf/SF |
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SD E[nT 表示を n 行スクロールダウン (戻す) |
sr/SR |
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SGR |
E[nm |
文字属性を設定: |
-- |
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n= 0 通常の属性 (すべてオフ) |
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n= 1 ボールド体 (ハイライト表示) |
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n= 4 下線付き (ハードウェアがサポートしている場合) |
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n= 5 明滅表示 (ハードウェアがサポートしている場合) |
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n= 7 反転表示 |
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n=3X 前景色を設定 (次表参照) |
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n=4X 背景色を設定 (次表参照) |
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X=0 黒 |
X=1 赤 |
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X=2 緑 |
X=3 茶 |
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X=4 青 |
X=5 マゼンタ |
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X=6 シアン |
X=7 白 |
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-- |
E[s |
カーソル位置を保存 |
sc |
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-- |
E[u |
保存したカーソル位置を復元 |
rc |
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-- |
E[=p;dB |
ベル音の調子 (p) と時間 (d) を設定 |
-- |
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調子は 840 nS 単位 |
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時間は 0.1 S 単位 |
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-- |
E[=tC |
カーソル種を設定 |
-- |
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1 で明滅カーソル |
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0 で固定カーソル |
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-- |
E[=nA |
境界色を n に設定 |
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(次表参照) (ハードウェアがサポートしている場合) |
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-- |
E[=cF |
通常前景色を n に設定 |
-- |
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(次表参照) |
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-- |
E[=cG |
通常背景色を n に設定 |
-- |
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|
(次表参照) |
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-- |
E[=cH |
反転前景色を n に設定 |
-- |
||||||
|
(次表参照) |
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-- |
E[=cI |
反転背景色を n に設定 |
-- |
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(次表参照) |
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n= 0 黒 |
n= 8 灰 |
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n= 1 青 |
n= 9 明るい青 |
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n= 2 緑 |
n=10 明るい緑 |
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n= 3 シアン |
n=11 明るいシアン |
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n= 4 赤 |
n=12 明るい赤 |
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n= 5 マゼンタ |
n=13 明るいマゼンタ |
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n= 6 茶 |
n=14 黄 |
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n= 7 白 |
n=15 明るい白 |
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注: シーケンス (Seq) 中の最初の E は ESC (0x1b) を表します。 |
作者
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So/ren Schmidt ⟨sos@FreeBSD.org⟩ FreeBSD January 8, 1995 FreeBSD |