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FDESCFS(5) FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル FDESCFS(5)

名称

fdescfs − ファイル記述子ファイルシステム

書式

fdescfs

/dev/fd fdescfs rw 0 0

解説

ファイル記述子ファイルシステム、別名 fdescfs は、プロセス毎のファイル記述 子の名前空間をグローバルなファイルシステムの名前空間からアクセスする機能 を提供します。通常のマウントポイントは /dev/fd です。

ファイルシステムの中身は、番号で表したファイルのリストとして見えます。こ れらのファイルは、ディレクトリを読むプロセスが現在オープンしているファイ ルに対応しています。 /dev/fd/0 から /dev/fd/# までのファイルは記述子への 参照であり、ファイルシステムを通じてアクセスすることができます。ファイル 記述子がオープンされていて、ファイルをオープンしたときのモードが既存の記 述子のモードのサブセットである場合は、システムコール呼び出し

      fd = open("/dev/fd/0", mode);

と、システムコール呼び出し

      fd = fcntl(0, F_DUPFD, 0);

は等価です。

open(2) 呼び出し時のフラグは O_RDONLY, O_WRONLY および O_RDWR 以外は無視 されます。

関連ファイル

       /dev/fd/#

関連項目

tty(4), mount_devfs(8), mount_fdescfs(8),

歴史

fdescfs ファイルシステムは 4.4BSD で最初に登場しました。 fdescfs マニュア ルページは FreeBSD 2.2 で最初に登場しました。

作者

fdescfs マニュアルページは Mike Pritchard ⟨mpp@FreeBSD.org⟩ によって書か れたもので、 Jan-Simon Pendry による mount_fdescfs(8) マニュアルページに 基づいています。

FreeBSD 10.0 December 14, 1996 FreeBSD 10.0

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