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CONSCONTROL(8) FreeBSD システム管理者マニュアル CONSCONTROL(8)

名称

conscontrol − 物理コンソールデバイスの制御

書式

conscontrol [list]

conscontrol mute on | off

conscontrol add | delete console

解説

conscontrol ユーティリティは、仮想コンソールデバイスの背後にある物理デバ イスを検査したり変更したりするために使用します。引数を指定しないと (また は list コマンドのみを指定すると)、現在のコンソール設定が表示されます。

論理コンソールには 2 種類あります。それは、 /dev/console で表現される高レ ベルコンソールと、低レベルコンソールです。低レベルコンソールは、カーネル の printf(9)ddb(4) デバッガサポートに使用され、高レベルコンソールは syslogd(8) などのユーザプログラムに使用されます。複数デバイスサポートは、 低レベルコンソールに対してのみ実装されています。高レベルコンソールは、コ ンソールリストの最初のデバイスに設定されます。

複数コンソールサポートの起動は、ブートローダから −D フラグをカーネルに渡 すか、システムブート完了後に conscontrol を使用してコンソールデバイスのリ ストを変更することで可能です。

次のオプションが使用可能です:

       add | delete console

論理コンソールに対し、物理デバイスを追加または削除します。対象デ バイスは、低レベルコンソール操作をサポートすることが必要です。デ バイスを追加すると、それはコンソールデバイスリストの先頭に置かれ ます。最初のデバイスが、高レベルコンソールとして使用されます。

console 引数は /dev にあるコンソールデバイスの名前です。ディレク トリ名は省略可能です。

mute on | off
コンソールのミュート状態を変更します。コンソールのミュートが on の場合、すべてのコンソール出力が抑制されます。

set console | unset
仮想コンソールを設定もしくは設定解除します。設定解除の場合、カー ネル printf(9) のようなシステムからの出力は、常にメインの実コン ソールに出力されます。設定された場合には、別のコンソールに出力さ れます。これは tty ioctl TIOCCONS へのインタフェースです。

関連項目

sio(4), syscons(4), tty(4), boot(8), loader(8)

歴史

conscontrol ユーティリティが最初に登場したのは FreeBSD 5.0 です

作者

Jonathan Lemon

FreeBSD 10.0 October 23, 2001 FreeBSD 10.0

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