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CVSBUG

名称
書式
解説
オプション
環境変数
PR の記入方法
テストケース、コード、その他の記入方法
関連ファイル
インストールとコンフィギュレーション
関連項目
作者
COPYING

名称

cvsbug − CVS に関する Problem Report (PR) をサポートサイトに送る

書式

cvsbug [ site ] [ −f problem-report ] [ −t mail-address ]

[ −P ] [ −L ] [ −−request-id ] [ −v ]

解説

cvsbug は、サポートサイトに対して problem reports (PR) を送るために使う ツールです。大抵の場合は正しい site がデフォルトとなっているはずで す。 こ の引数は、問題を引き起こした事象のカテゴリに対して責任をもつサポート サイトを指し示します。いくつかのサイトはデフォルトとしてローカルアド レ ス を 使っ ていることでしょう。 site は、 aliases(5) を使って定義されま す。

cvsbug を実行すると、エディタが起動されて用意されているテンプレートが ( い くつかのフィールドにもっともらしいデフォルトの値をあてはめてから) 読 み込まれます。エディタを終了すると、 cvsbug はサポートサイトの Problem Report Management System (GNATS) に完了した形式のレポートをメールで送り ます。サポートサイトでは、PR は問題のカテゴリと submitter-id とに従って 唯 一の番号が割り当てられ、GNATS データベースに保存されています。 GNATS はメールを受け取ったことを知らせるために、問題のカテゴリの引用と PR 番 号とを自動的に返送します。

PR が速やかに処理されるようにするためには、あなた(独自)の submitter-id と、問題分野を識別する有効なカテゴリを記入する必要があります。(カテゴリ は ‘cvsbug -L’ で見ることができます。)

あ なたのサイトにある cvsbug テンプレートは、あらかじめ submitter-id を カスタマイズしておく必要 が あ り ま す ( そ の た め に ‘install-sid submitter-id’ を実行することは cvsbug のインストール手順の一部になって います )。もしこれがまだ設定されていなければ、あなたのシステム管理者 に submitter-id 設定をお願いするか、次のコマンド ‘cvsbug −−request−id’ を 実行してあなたのサポートサイトに submitter-id を要求して下さい。あな た の サイトがユーザサイト間で区別できない、あるいはあなたがサポートサイト と結び付きを持っていない場合は、このフィールドに ‘net’ と指定して 下 さ い。

よ り正確な問題の記述やより完全な情報があればあるほど、サポートチームは 問題をより早く解決することができます。

オプション

−f problem-report

すでに記入した PR ファイルを problem-report に指定で き ま す。 cvsbug は エ ディ タ を 起 動 せ ず に ファ イ ルを送ります。 problem-report‘−’ のときは cvsbug は、標準入力から読み込 み ます。

−t mail-address

PR を送るサイトのメールアドレスを変更します。デフォルトのメール アドレスは、デフォルトサイトのものが使われます。特殊な状況を 除 き、このオプションではなく、 site を使って下さい。

−P

環境変数 PR_FORM で指定されたテンプレートを標準出力に出力し ます。 PR_FORM が定義されていないときは、標準のブランク PR テン プレートが使われます。メールは送られません。

-L

使用できるカテゴリが表示されます。メールは送られません。

−−request−id

デ フォ ル ト サ イ ト か、 site が 指定されればそのサイトに submitter-id を要求します。もしユーザがそのサイトと関係な け れ ば、 submitter-id として net を使って下さい。

−v

cvsbug のバージョンを表示します。

注: PR を提出するためには、PR を直接メールするのではなく、 cvsbug を使 いましょう。テンプレートと cvsbug の両方を使うことによって、すべての 必 要な情報がサポートサイトに確実に届きます。

環境変数

EDITOR テンプレートに対して起動するエディタ
デフォルト: vi

もし PR_FORM が設定されていれば、編集する PR のテンプレートのファイル名 として使われます。部分的に完成したテンプレートから始めるためにこれを 使 う ことができます (たとえば、すでに identification フィールドを埋めてあ るテンプレートなどです)。

PR の記入方法

PR が形式に従っていれば、プログラムは簡単に PR を扱うことができます。以 下のガイドラインを覚えておきましょう:

それぞれの PR には 一つの問題だけを記述しましょう。

フォローアップメールには、自動返送されて来るメールと同じサブジェ クトを使いましょう。サブジェクトは、カテゴリ、PR 番号、元の概要の行 か ら構成されています。これによってサポートサイトは、特定の PR を複 数のメールメッセージと結びつけ、またそれらを自動的に記録すること が できます。

サブジェクトや、概要の行はできるだけ正確するようにしましょう。

サブジェクトや概要の行は機密扱いではありません。公開されるバグリ ストはサブジェクトと概要の行から編集するので、機密情報はここに書 か ないでください。

詳しくは、GNU Info ファイルの cvsbug.info か、RP について詳しく書かれて いる Reporting Problems With cvsbugのドキュメントなどを参照してく だ さ い。

テストケース、コード、その他の記入方法

小 さなサンプルコードを送りましょう。大きなテストケースや問題となってい るソースコードを送りたい場合には、サポートサイトに連絡を取り、指示を 受 けて下さい。

関連ファイル

/tmp/p$$ 編集しているときに使う PR のコピー
/tmp/pf$$ テスト目的で使う、空の PR テンプレートコピー
/tmp/pbad$$ 捨てられた PR のファイル

インストールとコンフィギュレーション

INSTALL インストールガイドを参照してください。

関連項目

gnats(l), query-pr(1), edit-pr(1), gnats(8), queue-pr(8), at-pr(8), mkcat(8), mkdist(8).

作者

Jeffrey Osier, Brendan Kehoe, Jason Merrill, Heinz G. Seidl (Cygnus Support)

COPYING

Copyright (c) 1992, 1993 Free Software Foundation, Inc.

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