DARPA-Internet
ファミリでは、アドレスはホスト名データベース hosts(5)
に登録されているホスト名であるか、もしくはインターネット
標準の ‘‘ドット表記’’ の DARPA
インターネットアドレス表現です。
CIDR 表現 (スラッシュ表現としても知られています)
もまた、ネットマ スクの表現に使用可能です。つまり、
192.168.0.1/16 のようなアドレ スを指定可能です。
‘‘inet6’’ ファミリでは、 ::1/128
のようなスラッシュ表現を使用し
て、プレフィックス長も指定可能です。更なる情報については、後述の
prefixlen パラメータを参照してください。
リンクレベル (‘‘link’’)
アドレスが、コロン区切りの 16 進数の連続
で指定されます。例えばイーサネットインタフェースに新規 MAC
アドレ
スを設定するために使用可能ですが、使用される機構はイーサネットイ
ンタフェースに限ったものではありません。本オプション指定時にイン
タフェースが既に up である場合、インタフェースを一時的に
down に してから再度 up
にします。これは、下位のイーサネットハードウェア
の受信フィルタが正しくプログラムされたことを保証するためです。
address_family
他のパラメータの解釈に影響するネットワークアドレスファミリを指定
します。インタフェースが異なるプロトコルの送信を異なる名前付け体
系で受けることがあるので、アドレスファミリを指定しておくことをお
勧めします。本コマンドでサポートされるプロトコルファミリは、
‘‘inet’’,
‘‘inet6’’,
‘‘atalk’’,
‘‘ipx’’,
‘‘link’’ です。デフォル トは
‘‘inet’’ です。
‘‘ether’’ と
‘‘lladdr’’ は
‘‘link’’ の同義語 です。
dest_address
ポイントツーポイントリンクにおける他端のアドレスを指定します。
interface
インタフェースパラメータは、 ‘‘name
unit’’ の形式で表現されます。 例えば
‘‘ed0’’ です。
ifconfig では以下のパラメータが利用できます:
add
alias パラメータの別名です。 BSD/OS
との互換性のために導入されま した。
alias
指定したインタフェースに、ネットワークアドレスを追加して指定しま
す。これはネットワーク番号を変更した際に、以前のアドレスに送られ
るパケットを受けとりたい場合などに便利です。アドレスが、本インタ
フェースの最初のネットワークアドレスと同じサブネット上の場合、衝
突しないネットマスクを指定する必要があります。通常、
0xffffffff が最適です。
−alias
指定したネットワークアドレスを無効にします。本機能は、alias
で不
正なアドレスを指定した場合や、すでに指定したアドレスが必要ない場
合などに使用します。誤った NS
アドレスをホスト部分とともに指定し た場合には、 NS
アドレスを全て無効にすることにより再度ホスト部分
を指定可能となります。
anycast
(inet6 のみ) 設定されるアドレスはエニーキャスト (anycast)
アドレ
スであると指定します。現在の仕様では、ルータのみがエニーキャスト
アドレスに設定可能です。エニーキャストアドレスは、出力 IPv6
パ ケットの送信元アドレスとしては使用されません。
arp
アドレス解決プロトコル (arp(4))
を用いてネットワークレベルのアド
レスとリンクレベルのアドレスの対応を取ることを可能にします
(デ フォルト)。この機能は、 DARPA インターネットアドレスと
IEEE 802 の 48 ビット MAC アドレス (Ethernet, FDDI, Token
Ring のアドレス) の間の対応を取るように作られています。
−arp
アドレス解決プロトコル (arp(4)) の使用を禁止します。
staticarp
アドレス解決プロトコルが有効な場合、ホストはそれ自身のアドレスに
ついての要求に対してのみ応答し、いかなる要求も送信しません。
−staticarp
アドレス解決プロトコルが有効な場合、通常のように動作、すなわち要
求を送信して応答を聞き取ります。
broadcast
ネットワークに対するブロードキャストアドレスを指定します。ブロー
ドキャストアドレスのデフォルト値は、ホスト部のビットがすべて
1 に なったアドレスです。
debug
ドライバ依存のデバッグモードを有効にします。通常コンソールへのエ
ラーログを有効にします。
−debug
ドライバ依存のデバッグモードを無効にします。
promisc
インタフェースを、永続的な無差別モードにします。
−promisc
インタフェースの永続的な無差別モードを、無効にします。
delete
−alias パラメータの別名です。
down
指定したネットワークインタフェースに
‘‘down’’ とマークします。
‘‘down’’
とマークされたインタフェースに対しては、システムはメッ
セージの送信を行ないません。可能であれば、そのインタフェースは受
信も不可能となるようにリセットされます。この動作は、そのインタ
フェースを用いるルーティングを使用しないよう自動的に設定するもの
ではありません。
eui64
(inet6 のみ) インタフェースインデックス (IPv6 アドレスの下位
64 ビット) を自動的に埋めます。
ipdst
リモートネットワーク向けの IPX パケットをカプセル化している
IP パ
ケットを受信しようとしている、インターネットホストを指定するため
に使用されます。外見上ポイントツーポイント (point to point)
リン クが構成され、指定されたアドレスは宛先の IPX
アドレスとネットワー クとされます。
maclabel label
Mandatory Access Control
サポートがカーネルで有効化されている場 合、 MAC を
label に設定します。
media type
ドライバがメディア選択能力を持つ場合、インタフェースのメディアタ
イプを type
に設定します。インタフェースによっては、複数の異なっ
た物理メディアコネクタのうちのいずれかを排他的に使用することをサ
ポートします。例えば、10Mb/s Ethernet インタフェースには AUI
とツ
イストペアコネクタをサポートするものがあります。メディアタイプを
‘‘10base5/AUI’’ に設定すると、AUI
ポートを現在のアクティブなコネ クタとします。また
‘‘10baseT/UTP’’
に設定すると、ツイストペアをア
クティブにします。使用可能なタイプの完全なリストは、インタフェー
スドライバ固有の文書やマニュアルページを参照してください。
mediaopt opts
ドライバがメディア選択能力を持つ場合、インタフェースのメディアオ
プションを設定します。 opts
引数はコンマで区切ったオプションリス
トで、インタフェースに適用されます。使用可能なオプションの完全な
リストは、インタフェースドライバ固有のマニュアルページを参照して
ください。
−mediaopt opts
インタフェースのメディアオプションを無効にします。
mode mode
ドライバがメディア選択システムをサポートする場合、インタフェース
に指定された動作モードを mode
にします。複数の動作モードをサポー トする IEEE 802.11
無線インタフェースでは、このディレクティブは 802.11a
(‘‘11a’’), 802.11b
(‘‘11b’’), 802.11g
(‘‘11g’’) のいずれ
かの動作モードを選択するために使用されます。
name name
インタフェース名を name に設定します。
rxcsum, txcsum
ユーザ設定可能なチェックサムオフロードをドライバがサポートする場
合、インタフェース上の受信 (または送信)
チェックサムオフロードを
有効にします。ドライバによっては、これらのフラグを独立に有効化で
きないものがあり、そのような場合には一方を有効にするともう一方も
有効になります。ドライバは、信頼性がある範囲で、可能な限りの
チェックサムの仕事をオフロードします。よって、オフロードのレベル
は、ドライバによって違います。
−rxcsum, −txcsum
ユーザ設定可能なチェックサムオフロードをドライバがサポートする場
合、インタフェース上の受信 (または送信)
チェックサムオフロードを
無効にします。これらの設定は、常にもう一方の設定と独立とは限りま
せん。
polling
ドライバが、ユーザが設定可能な polling(4)
をサポートしていれば、
そのインタフェースではポーリングモードを選びます。
−polling
ドライバが、ユーザが設定可能な polling(4)
をサポートしていれば、
そのインタフェースでは割り込みモードを選びます。
tunnel src_addr dest_addr
(IP トンネルデバイスのみ) IP トンネルインタフェース (gif(4))
用 の、物理的な始点アドレスと終点アドレスを設定します。引数
src_addr と dest_addr は、カプセル化する
IPv4/IPv6 ヘッダ用の、外部の始点/
終点として解釈されます。
deletetunnel
以前に tunnel で設定した IP
トンネルインタフェースの、物理的な始
点アドレスと終点アドレスの設定を解除します。
create
指定したネットワーク擬似デバイスを作成します。ユニット番号無しで
インタフェースが指定されると、任意のユニット番号で新規デバイスを
作成しようとします。同一の ifconfig
の呼び出しでインタフェースが
名前を変更されたり破壊されたりしたのでなければ、任意のデバイスの
作成に成功すると新規デバイス名を標準出力へ表示します。
destroy
指定したネットワーク擬似デバイスを破壊します。
plumb
create パラメータの別名です。 Solaris
との互換性のためにありま す。
unplumb
destroy パラメータの別名です。 Solaris
との互換性のためにありま す。
vlan vlan_tag
インタフェースが vlan(4) 擬似インタフェースの場合、VLAN
タグ値を vlan_tag に設定します。この値は 16
ビット数値であり、 vlan(4) イ
ンタフェースから送られるパケットの 802.1Q VLAN
ヘッダの作成に使用 されます。 vlan と vlandev
は同時に設定される必要があることに注意 してください。
vlandev iface
インタフェースが vlan(4)
擬似デバイスの場合、物理インタフェース iface
を関連付けます。 vlan(4) インタフェースから送信されるパケッ
トは、 802.1Q VLAN
カプセル化付きで、指定された物理インタフェース iface
へ向けて転換 (divert) されます。親インタフェースが受信した
802.1Q カプセル化付きのパケットに正しい VLAN
タグが付いていた場 合、そのパケットは関連付けられた vlan(4)
擬似インタフェースへ転換 されます。 vlan(4)
インタフェースには、親インタフェースのフラグと
親のイーサネットアドレスが割り当てられます。 vlandev
と vlan は同 時に設定される必要があります。 vlan(4)
インタフェースが既に物理イ
ンタフェースと関連付けられている場合、このコマンドは失敗します。
別の物理インタフェースへ関連付けを変更するには、既存の関連付けを
まずクリアする必要があります。
注: vlan
インタフェースでハードウェアタグ機能をオンにした場合、
vlan(4) 擬似インタフェースの振舞いが変わります:
親インタフェース が (たいていはファームウェアにある) 自身の
VLAN タグの挿入と取り 出しをサポートすること、 vlan(4)
インタフェースが親に対して無修正
でパケットを渡すべきことを、 vlan(4)
インタフェースは認識します。
−vlandev iface
ドライバが vlan(4) 擬似ドライバの場合、物理インタフェース
iface
とドライバとの関連付けを解除します。これにより、 vlan(4)
インタ フェースとその親との間のリンクを破壊し、 VLAN
タグとフラグとリン
クアドレスをクリアし、インタフェースをシャットダウンします。
vlanmtu, vlanhwtag
ドライバがユーザ設定可能な VLAN
をサポートしていれば、拡張フレー
ムの受理やハードウェアでのタグ処理をそれぞれ有効にします。これは
vlan(4) インタフェース自体に効く訳ではなく vlan(4)
と関係する物理
インタフェースに効くことに注意して下さい。
−vlanmtu, −vlanhwtag
ドライバがユーザ設定可能な VLAN
をサポートしていれば、拡張フレー
ムの受理やハードウェアでのタグ処理をそれぞれ無効にします。
metric n
インタフェースのルーティングメトリックを n
で指定します。初期値は 0
です。ルーティングメトリックは、ルーティングプロトコル
(routed(8)) で使用されます。
mtu n
そのインタフェースの最大転送単位 (MTU) を n
に設定します。デフォ ルト値はインタフェースに依存します。
MTU はインタフェースに送られ
るパケットの大きさを制限するのに用いられます。 MTU
を設定できな
かったり、設定出来る値の範囲に制限のあるインタフェースがありま
す。
netmask mask
(inet のみ)
ネットワークをサブネットワークに細分割する際に、ネッ
トワークアドレスとしてリザーブするアドレスを指定します。
mask が
指定する部分は、アドレスのネットワーク部とサブネット部です。サブ
ネット部はアドレスのホスト部の一部です。 mask は、
‘0x’ ではじま
る16進数、ドット表記のインターネットアドレス形式、ネットワーク
テーブル networks(5)
に記述されている仮想ネットワーク名のいずれか
で指定できます。 mask での 32 ビットアドレスにおける 1
であるビッ
トの部分は、ネットワーク部もしくはサブネット部として使用します。
0 であるビットの部分はホスト部として使用します。 mask
は少なくと
もネットワーク部を含む必要があり、サブネット部はネットワーク部に
連続する必要があります。
ネットマスクはまた、CIDR
表現で、アドレスの後に指定可能です。更な
る情報については、前述の address
オプションを参照してください。
prefixlen len
(inet6 のみ) len
ビットを、ネットワークからサブネットワークへの分
割用に予約すると、指定します。 len
は整数であることが必要であり、 文法的な理由で 0 から 128
の間であることが必要です。現在の IPv6
の割り当て規則では、ほぼ常に 64 です。本パラメータを省略する
と、64 が使用されます。
プレフィックスは、アドレスの後に、スラッシュ表現を指定することで
も指定可能です。更なる情報については、前述の address
オプションを 参照してください。
range netrange
Appletalk において netrange
に返答するようにインタフェースを設定 します。書式は
startnet-endnet です。 Appletalk は netmask
ではな くこの方法を使用しますが、 FreeBSD の内部においては
netmask の集 合として実装しています。
remove
−alias パラメータの別名です。 BSD/OS
との互換性のために導入されま した。
phase
これに続く引数は、インタフェースに接続された Appletalk
ネットワー クのバージョン (フェーズ) を指定します。 1 または
2 が許されてい ます。
link[0-2]
指定したインタフェースのリンクレベルでの特殊な処理を有効にしま
す。 3
つのオプションの実際の効果はインタフェース依存です。しかし
ながら、これらのオプションは、一般的には特殊なオペレーションモー
ドを選択するのに用いられます。この例として、 SLIP
使用時のデータ 圧縮や、Ethernet
カードのコネクタ選択を行います。各ドライバごとの
マニュアルページに詳細が記してあるので、詳しくはそちらの方を参照
して下さい。
−link[0-2]
指定したインタフェースのリンクレベルでの特殊な処理を無効にしま
す。
monitor
インタフェースをモニタモードにします。パケットは送出されず、受信
パケットは bpf(4) の処理の後に捨てられます。
−monitor
インタフェースのモニタモードを解除します。
up
指定したネットワークインタフェースに
‘‘up’’ とマークします。本オ
プションは、 ‘‘ifconfig
down’’ を行なった後にインタフェースを有効
にするのに用いられます。最初にインタフェースにアドレスを設定した
場合には、自動的に本指定はされたものとして扱います。もし、down
と
マークされていたインタフェースがリセットされた場合、ハードウェア
は再初期化されます。
ssid ssid
IEEE 802.11
無線インタフェース用であり、希望するサービスセット識 別子
(SSID; 別名はネットワーク名) を設定します。 SSID は、32 文字
までの文字列であり、通常の文字列の形式か ‘0x’
を前に付けた 16 進 数の形式で、指定可能です。更に、SSID に
‘-’ を設定することで、こ れを消去可能です。
nwid ssid
ssid パラメータの別名。 NetBSD
との互換性のためにあります。
stationname name
IEEE 802.11
無線インタフェース用であり、このステーションの名前を
設定します。ステーション名は、本当は IEEE 802.11
プロトコルの一部
ではないようですが、すべてのインタフェースがこれをサポートしてい
るようです。そのようなものですから、同じもしくは実際的に同じ機器
にとってのみ有用であるようです。
station name
stationname パラメータの別名。 BSD/OS
との互換性のためにありま す。
channel number
IEEE 802.11
無線インタフェース用であり、希望するチャネルを設定し
ます。チャネルの範囲は 1 から 14
ですが、アダプタがどの地域用に製
造されたかに、利用可能な選択肢は依存します。チャネルを 0
に設定す
ると、アダプタのデフォルト設定になります。アドホックモード以外で
は、多くのアダプタがこの設定を無視します。
authmode mode
IEEE 802.11
無線インタフェース用であり、インフラストラクチャモー
ドでの希望する認証モードを設定します。すべてのアダプタがすべての
モードをサポートしているわけではありません。正当なモードは
‘‘none’’,
‘‘open’’,
‘‘shared’’
です。モードは、大文字小文字を区別 しません。
powersave
IEEE 802.11
無線インタフェース用であり、省電力モードを有効にしま
す。
−powersave
IEEE 802.11
無線インタフェース用であり、省電力モードを無効にしま
す。
powersavesleep sleep
IEEE 802.11
無線インタフェース用であり、希望する最大省電力スリー
プ時間をミリ秒で指定します。
protmode technique
11g で動作する IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、
11b/11g が混在するネットワークで OFDM
フレームを保護するのに使う technique (技術)
を指定します。有効な技術は ‘‘off’’
、 ‘‘cts’’ ( 自身への CTS)、
‘‘rtscts’’ (RTS/CTS)
です。技術の名前は大文字小文 字を区別しません。
rtsthreshold length
IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、 RTS
制御フレームの送信の
後に送信されるフレームに対する閾値を設定します。
length 引数はフ レームのバイト単位での大きさであり、1
から 2312 の間でなければな りません。すべてのアダプタが RTS
閾値の設定をサポートしている訳で はありません。
txpower power
IEEE 802.11
無線インタフェース用であり、送信するフレームの強度を
設定します。 power 引数は 0 から 100
の間の単位のない値であり、ド
ライバによりデバイスに固有な値に変換されます。範囲外の値は切り詰
められます。大抵は、いくつかの飛び飛びの値のみが設定でき、ドライ
バは指定された値に最も近い設定を使うことになるでしょう。すべての
アダプタが送信強度の変更をサポートしている訳ではありません。
wepmode mode
IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、希望する WEP
モードを設定
します。すべてのアダプタがすべてのモードをサポートしているわけで
はありません。正当なモードは
‘‘off’’,
‘‘on’’,
‘‘mixed’’ です。
‘‘mixed’’
モードは、暗号化トラフィックと非暗号化トラフィックの両
方を許すアクセスポイントとの関係を許すことを、アダプタに明示的に
指定します。両方を許すアダプタにおける
‘‘on’’ は、アクセスポイン
トが暗号化接続のみを許可することが必要であることを意味します。他
のアダプタにおける ‘‘on’’
は、一般的に ‘‘mixed’’
の別名です。モー ドは、大文字小文字を区別しません。
weptxkey index
IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、送信に使用する WEP
鍵を設 定します。
wepkey key|index:key
IEEE 802.11 無線インタフェース用であり、選択された WEP
鍵を設定し ます。 index が指定されない場合、鍵 1
が設定されます。 WEP 鍵の長 さは、5 文字または 13 文字 (40
ビットまたは 104 ビット) であり、
ローカルネットワークとアダプタの機能に依存します。通常の文字列の
形式か ‘0x’ を前に付けた 16
進数の形式で、指定可能です。最大限の 可搬性のためには、16
進数形式の鍵を推奨します。テキスト鍵から WEP
暗号へのマッピングは、通常、ドライバ固有です。特に、 Windows
ドラ イバのマッピング方法は FreeBSD
のものとは異なります。鍵は、 ‘-’
を設定することで、これを消去可能です。 WEP
がサポートされていれ ば、最低 4
個の鍵があります。アダプタによっては 4 個を越える鍵を
サポートするものもあります。そのような場合、最初の 4 個の鍵
(1-4)
が標準の一時鍵となり、他の鍵がアダプタ固有の鍵となります。後者
は、例えば、NVRAM に格納される永続鍵です。
wep
wepmode on の別の指定方法。 BSD/OS
との互換性のためにあります。
−wep
wepmode off の別の指定方法。 BSD/OS
との互換性のためにあります。
nwkey key
以下の、別の指定方法。
‘‘wepmode on weptxkey 1 wepkey 1:key wepkey
2:- wepkey 3:- wepkey 4:-’’
NetBSD との互換性のためにあります。
nwkey
n:k1,k2,k3,k4
以下の、別の指定方法。
‘‘wepmode on weptxkey n wepkey 1:k1 wepkey
2:k2 wepkey 3:k3 wepkey 4:k4’’
NetBSD との互換性のためにあります。
−nwkey
wepmode off の別の指定方法。
NetBSD との互換性のためにあります。
ifconfig
ユーティリティは、引数としてネットワークインタフェース以外に何の
オプションも与えられない場合、ネットワークインタフェースの現在の設定状態
を表示します。プロトコルファミリが指定されている場合、
ifconfig はプロト
コルファミリに特有の情報についてのみ表示します。
ドライバがメディア選択をサポートする場合、サポートされているメディアのリ
ストが出力に含まれます。
インタフェース名の前に −m
フラグが渡されると、指定したインタフェースの機
能一覧とそのインタフェースがサポートしているすべてのメディアを
ifconfig
は表示します。オプションとして、インタフェース名の代りに
−L フラグを指定 すると、IPv6
用のアドレスの生存時間が、時刻オフセット文字列として表示され
ます
インタフェース名の代わりに −a
フラグを指定できます。そうすると、 ifconfig
はシステム上の全インタフェースを表示します。 −d
フラグはこれを down した インタフェースに限定し、
−u フラグはこれは up したインタフェースに限定し
ます。引数を指定しないと、 −a
が暗黙的に指定されます。
−l
フラグを使用するとシステム上の使用可能な全インタフェースのリストを、そ
の他の情報は付加せずに表示します。このフラグは他のフラグとは排他的です
が、 −d (down したインタフェースのみをリスト)
と −u (up したインタフェー スのみをリスト)
は例外です。
−C
フラグは、システム上で利用可能なインタフェース複製者をすべて列挙しま
す。他の情報は表示されません。本フラグは、他のフラグおよびコマンドと共に
は使用できません。
スーパユーザのみがネットワークインタフェースの設定を変更できます。
注 |