ILMID(8) FreeBSD システム管理者マニュアル ILMID(8)
名称
ilmid − 単純な ILMI ATM アドレス登録デーモン |
書式
ilmid [−d level] [−f] [−r] |
解説 |
ilmid ユーティリティは、 ATM ネットワークスイッチに ILMI ATM アドレス登録 手続きを行う、 HARP ATM デーモンです。通常、ブート時に、ATM スタートアッ プスクリプトから起動されます。 UNI シグナリングマネージャがアタッチされた ATM インタフェース毎に、 ilmid は ILMI PVC (VPI = 0, VCI = 16) をオープンし、インタフェースの ATM アドレ スをスイッチに登録します。アドレス登録手続きの一部として、 ATM スイッチは エンドシステム (ローカルホスト) に対し、エンドシステム ATM アドレスの ‘‘ ネットワークプレフィックス’’ 部分を通知します。また、 ilmid はスイッチに 対し、エンドシステムのアドレスの ‘‘ユーザ部分’’ (典型的にはインタフェース カードの MAC アドレス) を通知します。 |
オプション
−d level
オプションのプロトコルトレースのために、デバッグレベルを指定しま す。メッセージは /var/log/ilmid に書き込まれます。 −f −r 注 |
このデーモンは、ATM Forum ILMI 仕様に完全には合致していません。特に、 ATM アドレステーブルが空であることを保証するための、ネットワークサイドに対す る問い合わせを、まったく行いません。また、ILMI の一部として指定されている ATM Forum MIB も、まったく実装していません。 ilmid ユーティリティは、シグナル SIGUSR1 を受信するとデバッグレベルを増加 させ、シグナル SIGUSR2 を受信するとデバッグレベルを減少させます。 |
関連項目
ILMI プロトコルとアドレス登録手続きの詳細については、 ATM Forum の ATM User-Network Interface, Version 3.1 (UNI 3.1) Specification を参照してく ださい。 |
バグ
バグは 〈harp−bugs@magic.net〉 に報告してください。 |
COPYRIGHT
Copyright (c) 1994-1998, Network Computing Services, Inc. |
作者
John Cavanaugh, Network Computing Services, Inc. |
謝辞
本ソフトウェアは、 Defense Advanced Research Projects Agency (DARPA) の協 力により開発されました。 |
日本語訳
堀川和雄 〈horikawa@jp.FreeBSD.org〉 FreeBSD 10.0 September 14, 1998 FreeBSD 10.0 |