現在存在する NDP
エントリをダンプします。次の情報が表示されます:
Neighbor
近隣の IPv6 アドレス。
Linklayer Address
近隣のリンク層アドレス。アドレスが使用可能ではない場 合
‘‘(incomplete)’’ となります。
Netif
近隣キャッシュエントリに関連付けられたネットワークイ
ンタフェース。
Expire
エントリの満了までの時間。エントリは
‘‘permanent’’ で
あることも可能であり、この場合は永遠に満了しません。
S
近隣キャッシュエントリの状態であり、1 文字です:
N
Nostate
W
Waitdelete
I
Incomplete
R
Reachable
S
Stale
D
Delay
P
Probe
?
未知の状態 (この状態にはならないはずです)。
Flags
近隣キャッシュエントリのフラグであり、1 文字です。フ
ラグは次の通りです: ルータであり、近隣通知を代理
(‘‘p’’) 。このフィールドには 10
進数値が続くことがあ
ります。この数値は、現在の状態の間に、このノードが送 出した
NS プローブ数です。
−A wait
−a (NDP エントリのダンプ) を wait
秒毎に繰り返します。
−c
全ての NDP エントリを削除します。
−d
指定された NDP エントリを削除します。
−f
filename で指定されたファイルを解析します。
−H
ルーティングテーブルとデフォルトルータリストを一致させます;
リス
トの先頭のエントリをカーネルのルーティングテーブルリストにインス
トールします。
−I
デフォルトルータが存在しないとき、デフォルト経路として使用するデ
フォルトインタフェースを表示します。
−I interface
デフォルトルータが存在しないとき、デフォルト経路として使用するデ
フォルトインタフェースを指定します。 interface
がデフォルトとして 使用されます。
−I delete
現在のデフォルトインタフェースをカーネルから削除します。
−i interface [flags ...]
指定されたインタフェースの ND
情報を表示します。追加の引数として flags
を指定すると、 ndp
は、そのフラグをインタフェースに対して設
定または削除します。各フラグは、空白かタブ文字で区切る必要があり
ます。指定可能なフラグは次の通りです。すべてのフラグは特殊文字
‘-’
で開始可能であり、これはフラグを削除することを意味します。こ
の場合、 −foo の前に −−
が必要であることに注意してください。
nud
インタフェースの NUD (Neighbor Unreachability Detection;
隣に到達不能であることの検知) を、オンまたはオフにしま
す。通常、NUD はデフォルトでオンです。
accept_rtadv
interface で受信したルータ通知 (Router Advertisement)
メッセージを受理するかどうかを指定します。このフラグがオ
ンであったとしても、 net.inet6.ip6.accept_rtadv が非 0 で
ない限り、カーネルはルータ通知メッセージを受理しません。
このフラグはデフォルトで 1 です。
prefer_source
出力パケット用の始点アドレス候補として interface
上のアド
レスを優先します。始点アドレス選択のアルゴリズム全体に関
する更なる詳細については、 KAME キットと共に提供される
IMPLEMENTATION ファイルを参照してください。
−n
数値アドレスからホスト名への解決を試みません。
−p
プレフィックスリストを表示します。
−P
プレフィックスリスト中の全てのエントリをフラッシュします。
−r
デフォルトルータリストを表示します。
−R
デフォルトルータリスト中の全てのエントリをフラッシュします。
−s
ノードに対する NDP エントリを登録します。コマンド上で語 temp
を指 定しない限り、エントリは永続的です。語 proxy
を指定すると、このシ ステムは代理 NDP
サーバとして動作します。すなわち、ホストアドレス
が自己のものでなくても、 hostname
に対する要求に応答します。
−t
tcpdump
の出力と統合可能にするために、各エントリ毎にタイムスタン
プを表示します。 −A
とともに用いると有効です。
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