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NTPTRACE(8) FreeBSD システム管理者マニュアル NTPTRACE(8)

名称

ntptrace − NTP サーバ連鎖をたどりプライマリソースまで追跡する

書式

ntptrace [−vdn] [−r retries] [−t timeout] [server]

解説

ntptrace ユーティリティは、与えられたネットワークタイムプロトコル (NTP) サーバがどこから時刻を取得するのかを決定し、 NTP サーバの連鎖をたどってマ スタ時刻ソースまで戻ります。引数が与えられなかったときは、 ‘‘localhost’’ から始めます。

以下は、 ntptrace の出力の例です:

% ntptrace
localhost: stratum 4, offset 0.0019529, synch distance 0.144135
server2ozo.com: stratum 2, offset 0.0124263, synch distance 0.115784
usndh.edu: stratum 1, offset 0.0019298, synch distance 0.011993, refid ’WWVB’

各行のフィールドは (左から右へ) 次のようになります: ホスト名、ホストの階 層 (stratum)、そのホストとローカルホストの間の時刻のオフセット (ntptrace によって測定されたもの; これが ‘‘localhost’’ に対していつも 0 になるとは 限らない理由です)、ホストの同期距離、そして (階層が 1 のサーバのみですが) 参照クロック ID。すべての時間は秒単位です。同期距離とは、時計の時刻の精度 を測ったものであるのに対して、階層とはプライマリソースへ対するサーバの ホップ数であることに注意してください。これらの用語は RFC 1305 において正 確に定義されています。

以下のオプションが使用可能です:

       −d

デバッグ出力をオンにします。

−n
ホスト名の表示をオフにします; 代わりに、ホストの IP アドレスが表 示されます。これは、ネームサーバが落ちているときに必要になるで しょう。

−r retries
ホスト毎の再送信の回数をセットします。デフォルトは 5 です。

−t timeout
再送信の制限時間 (秒単位) をセットします。デフォルトは 2 です。

−v
NTP サーバに関する詳細な情報を出力します。

関連項目

ntpd(8), ntpdc(8)

       D L Mills,                    Network Time Protocol (Version 3),                                                         RFC1305.

バグ

このプログラムは、複数のサンプルを取って精度を高めるような試みをしませ ん。

FreeBSD 10.0 January 6, 2000 FreeBSD 10.0

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