VIPW(8) FreeBSD システム管理者マニュアル VIPW(8)
名称
vipw − パスワードファイルの編集 |
書式
vipw [−d directory] |
解説 |
vipw ユーティリティは、適切なロックをしてパスワードファイルの編集を行い、 ロックを解除した後で必要な処理を行います。すでに他のユーザによってパス ワードファイルが編集中でロックされていた場合には、 vipw は後で再度実行す るように知らせます。デフォルトでは、 vi(1) がエディタとして使用されます。 オプションを指定せずに実行すると、 vipw は /etc のパスワードファイルに対 して動作します。 −d オプションを使用することにより、別の directory に対し て動作させることが可能です。 vipw ユーティリティはパスワードファイルエントリの多くの整合性をチェック し、 ‘‘間違った’’ エントリを含むパスワードファイルがインストールされない ようにします。間違っていた場合にはユーザに再編集を要求します。 パスワードファイルの情報が正しいことが確かめられると、 vipw は pwd_mkdb(8) を使ってデータベースを更新します。これはバックグラウンドで行 われ、大きなサイトでは数分かかります。この更新が終了するまで、他でパス ワードファイルを更新したり、新しい情報をプログラムで利用することはできま せん。 |
環境変数
以下の環境変数が vipw で参照されます。 |
EDITOR
起動するエディタを指定します。指定がなければ vi(1) を使 用します。 PW_SCAN_BIG_IDS 関連項目 |
歴史
vipw ユーティリティは 4.0BSD から登場しました。 FreeBSD 10.0 June 6, 1993 FreeBSD 10.0 |