LIBXRX
Section: User Commands (1)
Updated: Release 6.6
索引
xjman
名前
libxrx - Netscape Navigator 用の RX プラグイン
説明
RX プラグイン は Netscape Navigator (3.0 以降)で
MIME 型が RX フォーマットの文章を解釈し、リモートアプリケーションを起動するのに
利用できる。
RX プラグイン は RX 文書を読み、この文書からアプリケーションが使おうとするサービスのリストを取得する。
この情報に基づいて RX プラグイン は要求された様々なサービスを設定する。
X サーバがセキュリティ機能拡張をサポートしている場合、このサービスは認証キーの生成も含
む。
続いて RX プラグイン は対応する CGI スクリプトにおける HTTP の GET リ
クエストを使って関連するデータ(X のディスプレイ名等)をアプリケーション
に渡す。ウェブサーバは、この CGI スクリプトを実行してアプリケーション
を起動する。クライアントは、ウェブサーバのホスト上でユーザの X サーバ
に接続して動作する。
加えて、RX 文書が EMBED タグ (Netscape の拡張HTML)の中で使われた時、
リモートアプリケーションをそれが起動されたブラウザページ内に埋め込まれるよう
RX プラグイン は XC-APPGROUP 拡張を使う(もしサポートされていれば)。
インストール
Netscape Navigator で RX プラグイン が使えるようにインストールをするには、
libxrx.so.6.3 か libxrx.sl.6.3 (もしくは似たようなもの。あなたのシステムによる)
という名前のファイルを <ProjectRoot>/lib (例えば /usr/X11R6.4/lib) から
見つけて、それを /usr/local/lib/netscape/plugins か $HOME/.netscape/plugins
にコピーする。
Netscape を混乱させてしまうので、
シンボリックリンクの libxrx.so または libxrx.sl をインストールしてはならない。
Netscape Navigator に RX 補助プログラム(xrx) を設定していたなら、
あらためて設定し直さなくてはならない。普通は、
RX 補助プログラムを使うために mailcap ファイルに加えたはずの行を
単に除去もしくはコメントアウトするだけでよい。
さもなくばプラグインを使うことができない。(普通 mailcap のコメント文字は ''#'' である。)
もし既に Netscape Navigator を実行しているなら、
プラグインライブラリをコピーした後、新たなプラグインを見つけさせるために
終了して再実行する必要がある。
ヘルプメニューの ``About Plug-ins'' ページを調べることによって
Navigator がプラグインをうまく読み込んだかどうかチェックできる。
表示は次のようになるはずである:
RX Plug-in
File name: /usr/local/lib/netscape/plugins/libxrx.sl.6.3
X Remote Activation Plug-in
Mime Type Description Suffixes Enabled
application/x-rx X Remote Activation Plug-in xrx Yes
一度正しく設定すれば、Netscape Navigator は
MIME タイプが application/x-rx の文書を取得すると常に
RX プラグイン を起動する。
リソース
RX プラグイン は netscape.Navigator のウィジェット
(class Netscape.TopLevelShell)
と関連づけられたリソースを探す。
以下のリソース名とクラス名を認識する。
- xrxHasFirewallProxy (class XrxHasFirewallProxy)
-
X サーバのファイアウォールプロキシ(xfwp 参照)が動作しているかどうか、
またこれを利用するかどうかを指定する。デフォルト値は ``False'' である。
ファイアウォールプロキシは X セキュリティ機能拡張を使っているが、
この機能拡張がクライアントの X サーバへの接続を許すのは
ホストベースの認証が有効になっている時だけである。
詳しくは xfwp(1) を参照すること。
- xrxInternalWebServers (class XrxInternalWebServers)
-
X サーバのファイアウォールプロキシが使用されないウェブサーバを指定する
(xrxHasFirewallProxy が ``True'' の場合だけ関係がある)。この値は
マスクと値のペアのコンマ区切りのリストであり、そのアドレスに基づいて内
部ウェブサーバのフィルタリングに使われる。マスク部分はアドレスのどのセ
グメントを考慮するか指定し、値の部分は結果がマッチしなければならない値
を指定する。例えば次のリスト
255.255.255.0/198.112.45.0, 255.255.255.0/198.112.46.0
は、アドレスの集合 198.112.45.* と 198.112.46.* にマッチする。簡潔に書
くと、これは「(アドレス & マスク) == 値」を評価する。
- xrxFastWebServers (class XrxFastWebServers)
-
LBX が使用されないウェブサーバを指定する。このリソース値は、先に説明し
たようなマスク/値のペアのリストである。
- xrxTrustedWebServers (class XrxTrustedWebServers)
-
リモートのアプリケーションが、信頼されるクライアントとして実行されるウェ
ブサーバを指定する。デフォルトでは、リモートアプリケーションは信頼でき
ないクライアントとして実行される。このリソース値は、先に説明したような
マスク/値のペアのリストである。
環境変数
RX 形式の文書が X-UI-LBX サービスをリクエストしたがデフォルトの X サーバが LBX
拡張の使用を宣言してしない場合、RX プラグイン は環境変数 ``XREALDISPLAY''
を調べて次の X サーバのアドレスを取得し、そこで LBX 拡張を探す。
lbxproxy 経由でブラウザを実行している場合、リモートアプリケーショ
ンがインターネット上の LBX を利用できるようにしたければ、ユーザは
XREALDISPLAYにサーバの実際のアドレスを設定する必要がある。
RX 形式の文書が XPRINT サービスをリクエストした場合、RX プラグイン は環境変数
``XPRINTER'' を調べ、利用するプリンタ名と X プリントサーバのアドレスを
取得する。サーバのアドレスが XPRINTER の一部として指定されていない場合、
RX プラグイン は環境変数 ``XPSERVERLIST'' が設定されていれば、この最初に指
定されているサーバを使用する。XPSERVERLIST も設定されていなければ、
RX プラグイン は次にビデオサーバをプリントサーバとして使おうとする。プリン
タ名が XPRINTER で指定されていない場合、RX プラグイン は環境変数
``PDPRINTER'', ``LPDEST'', ``PRINTER'' を順番に試す。
最後に、ユーザがファイアウォールプロキシを使っている場合、RX プラグイン は
環境変数 ``PROXY_MANAGER'' を調べてプロキシマネージャのアドレスを取得
する(proxymngr を参照)。これが指定されていなければ、RX プラグイン は
":6500" をデフォルト値として使用する。
既知のバグ
X プリントサービスを使うため認証キーをリモートアプリケーションに対して
生成するとき、RX プラグイン はタイムアウト時間を無限に設定してキーを作
らなければならない。なぜなら、アプリケーションが実際にいつ X プリン
トサーバに接続するかはわからないからである。
そのインスタンスが終了した時(別のページに行った時)、キーは無効にされる。
しかし、プラグインが適切に終了されないと(Netscape Navigator が不意に
破棄された場合など)、プリントの認証は無効にされないまま残ってしまう。
関連項目
xrx (1), xfwp (1), lbxproxy (1), proxymngr (1), The RX Document specification
著者
Arnaud Le Hors and Kaleb Keithley, X Consortium
Index
- 名前
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- 説明
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- インストール
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- リソース
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- 環境変数
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- 既知のバグ
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- 関連項目
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- 著者
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Time: 07:00:42 GMT, January 12, 2009