RSTART
Section: User Commands (1)
Updated: Release 6.6
索引
xjman
名前
rstart - リモートクライアント起動機構(Remote Start client)のサンプル実装
書式
rstart
[-c context]
[-g]
[-l username]
[-v]
hostname
command args ...
説明
Rstart は
文書 "A Flexible Remote Execution Protocol Based on rsh"
で定義されるリモートクライアント起動機構(Remote Start client)の簡単な
実装である。
リモート実行機構の下部では rsh が使用される。
オプション
- -c context
-
実行するコマンドのコンテクストを指定する。コンテクスト は
プログラムが実行される一般的な環境を指定する。この環境の詳細は、ホスト
に固有のものである。これはクライアントが環境の設定方法を知る必要をなく
すためのものである。このオプションが省略された場合には、コンテクストに
はデフォルト値 X が設定される。「普通に」 X をインストールしたホ
ストから X のプログラムを実行するためには、これで問題ない。
- -g
-
commandをジェネリックなコマンドとして解釈する。これについ
てはプロトコルの文章で説明されている。このオプションは、リモートシステ
ムで呼び出されるものを知らなくても、共通のアプリケーションを呼び出すこ
とを可能にするためにある。
現在定義さているジェネリックなコマンドはTerminal,
LoadMonitor, ListContexts, ListGenericCommands だけ
である。
- -l username
-
このオプションは下位で動作している rsh に渡される。つまり、コマ
ンドが指定したユーザとして実行することをリクエストする。
- -v
-
このオプションは、rstart が動作中に詳しい表示を行うようにリクエ
ストする。
このオプションを指定しない場合は、rstart はリモートの
rstart の補助プログラムの出力を破棄し、rstart の補助プログ
ラムに対し、プログラムを実行するために使う rsh 接続から切り放す
よう指示する。このオプションを指定すると、補助プログラムからの応答が表
示され、実行されるプログラムも接続から切り放されることはない。
注意
この実装は良いものではない。もっと洗練された実装を作ることはできるし、
またそうするべきである。
エラー処理が存在しない。-v オプションを指定しないと、リモートか
らのエラー通知は知らされることなく破棄される。-v オプションを指
定すれば、エラーは通知される。
環境変数 $DISPLAY の渡し方。現在の実装では、変数の値がコロンで始まるも
のであれば、ローカルのホスト名を値の最初の部分に追加する。ホスト名を一
意に決めるためにはローカルのドメイン名を追加しなければならないが、この
処理は行われない。
環境変数 $SESSION_MANAGERを渡すべきであるが、この処理は行われない。
現在のディスプレイに対する X11 の認証情報が渡される。
ICE 認証情報を渡すべきであるが、この処理は行われない。渡すべき ICE 認
証情報の決め方ははっきりとは決まっていない。
-v オプションを指定しても、サンプルの rstart 補助プログラ
ムは、実行するプログラムの終了を待つシェルを残す。これによる実害は無く、
消費するリソースもほとんど無いが、それでも望ましくないと思うならば、明
示的に "exec" コマンドをシェルで指定すれば回避することもできる。以下に
その例を示す。
rstart somehost exec xterm
このやり方は、リモートシステムで使われているコマンドインタプリタに明ら
かに依存する。ここで示した例は Bourne シェルや C シェルでは正しく動作
する。
関連項目
rstartd(1), rsh(1), A Flexible Remote Execution Protocol Based on rsh
著者
Jordan Brown, Quarterdeck Office Systems
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- 名前
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- 書式
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- 説明
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- オプション
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- 関連項目
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- 著者
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Time: 07:00:43 GMT, January 12, 2009