GLALPHAFUNC
Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
索引
xjman
名前
glAlphaFunc
- アルファテストに使う関数を指定する
書式
void glAlphaFunc(
GLenum func,
GLclampf ref )
引き数
- func
-
アルファ値を比較する関数を指定する。
シンボル定数
GL_NEVER,
GL_LESS,
GL_EQUAL,
GL_LEQUAL,
GL_GREATER,
GL_NOTEQUAL,
GL_GEQUAL,
GL_ALWAYS を指定できる。
初期値は GL_ALWAYS である。
- ref
-
入力されるアルファ値の比較対象となる値を指定する。
この値は [0, 1] からの値を取る。
ここで 0 は取り得るアルファ値の最低値であり、1 は最高値である。
比較対象値の初期値は 0 である。
説明
アルファテストは、入力された微小要素(fragment)のアルファ値と比較対象
となる定数の比較結果に基づいて、微小要素を破棄する。
glAlphaFunc は比較対象値と比較関数を指定する。
比較が行われるのは、アルファテスト機能が有効になっている場合だけである。
デフォルトではこの機能は無効になっている。
(glEnable および glDisable の GL_ALPHA_TEST の
項を参照すること。)
func と ref は、ピクセルが描画される際に
適用される条件を指定する。
入力されたアルファ値は、func で指定された関数を使って
ref と比較される。
この値が比較を通過した場合、
その後にステンシルテストとデプスバッファテストを行い、
これらのテストも通れば微小要素は表示される。
比較に通らなかった場合、そのピクセルの位置ではフレームバッファは
変化しない。
比較関数は以下の通りである。
- GL_NEVER
-
絶対に通過しない。
- GL_LESS
-
入力されたアルファ値が比較対象値より小さい場合に通過する。
- GL_EQUAL
-
入力されたアルファ値が比較対象値と等しい場合に通過する。
- GL_LEQUAL
-
入力されたアルファ値が比較対象値以下の場合に通過する。
- GL_GREATER
-
入力されたアルファ値が比較対象値より大きい場合に通過する。
- GL_NOTEQUAL
-
入力されたアルファ値が比較対象値と等しくない場合に通過する。
- GL_GEQUAL
-
入力されたアルファ値が比較対象値以上の場合に通過する。
- GL_ALWAYS
-
必ず通過する。
glAlphaFunc は、ピクセル書き込み操作全てに影響を与える。
これには点・線・ポリゴン・ビットマップのスキャン変換の結果としての
書き込み操作およびピクセル描画操作、コピー操作が含まれる。
glAlphaFunc は画面クリア操作には影響を与えない。
注意
アルファテストは RGBA モードでしか実行されない。
エラー
func に不正な値を指定すると GL_INVALID_ENUM エラーとなる。
glBegin とそれに対応する glEnd との間に
glAlphaFunc を実行すると GL_INVALID_OPERATION
エラーとなる。
関連する取得値
引き数に GL_ALPHA_TEST_FUNC を指定した glGet。
引き数に GL_ALPHA_TEST_REF を指定した glGet。
引き数に GL_ALPHA_TEST を指定した glIsEnabled。
関連項目
glBlendFunc(3G),
glClear(3G),
glDepthFunc(3G),
glEnable(3G),
glStencilFunc(3G)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 引き数
-
- 説明
-
- 注意
-
- エラー
-
- 関連する取得値
-
- 関連項目
-
Time: 07:01:04 GMT, January 12, 2009