GLBLENDEQUATION

Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
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名前

glBlendEquation - ブレンドに使う式を設定する

書式

void glBlendEquation( GLenum mode )

delim $$

引き数

mode: 入力データと出力データの色を関連の付けかたを設定する。この引き数の値は GL_FUNC_ADD, GL_FUNC_SUBTRACT, GL_FUNC_REVERSE_SUBTRACT, GL_MIN, GL_MAX のいずれかでなければならない。

説明

ブレンド式は新しいピクセル(「入力」色)を既にフレームバッファ内にあるピクセル(「出力」色)にどのように結びつけるのかを決める。

GL_MIN

結果として得られる色の各要素が、これに対応する入力色と出力色の要素のうちの小さいほうの値となるようにブレンド式を設定する。

GL_MAX

結果として得られる色の各要素が、これに対応する入力色と出力色の要素のうちの大きいほうの値となるようにブレンド式を設定する。この他のブレンド式では、入力色と出力色のブレンド係数が使われる。この係数は glBlendFunc で設定する。各種ブレンド係数の説明については、glBlendFunc を参照すること。以下に示す式では、入力色の要素は $(R sub s, G sub s, B sub s, A sub s )$ で表し、出力色の要素は $(R sub d, G sub d, B sub d, A sub d )$ で表す。結果として得られる色は $(R sub r, G sub r, B sub r, A sub r )$ で表す。また、入力色のブレンド要素は $(s sub R, s sub G, s sub B, s sub A )$ で表し、出力色のブレンド要素は $(d sub R, d sub G, d sub B, d sub A )$ で表す。これらの式では、全ての色の要素は [0, 1] の範囲の値を持つこととする。

GL_FUNC_ADD

入力色と出力色が加算されるようなブレンド式を設定する。入力色の各要素には、これに対応する入力ブレンド係数が掛けられ、出力色の各要素には、これに対応する出入力ブレンド係数が掛けられる。ふたつの積を要素ごとに足した結果、各要素の値は [0, 1] の範囲となる。


$Rr ~=~ mark   min (1, ~R sub s~s sub R ~+~ R sub d~d sub R )$
$Gr ~=~ lineup min (1, ~G sub s~s sub G ~+~ G sub d~d sub G )$
$Br ~=~ lineup min (1, ~B sub s~s sub B ~+~ B sub d~d sub B )$
$Ar ~=~ lineup min (1, ~A sub s~s sub A ~+~ A sub d~d sub A )$

GL_FUNC_SUBTRACT

GL_FUNC_ADD と同様だが、入力係数と入力色の積から出力係数と出力色の積を要素ごとに引き算する点が異なる。結果は [0, 1] の範囲となる。


$Rr ~=~ mark   max (0 , ~R sub s~s sub R ~-~ R sub d~d sub R )$
$Gr ~=~ lineup max (0 , ~G sub s~s sub G ~-~ G sub d~d sub G )$
$Br ~=~ lineup max (0 , ~B sub s~s sub B ~-~ B sub d~d sub B )$
$Ar ~=~ lineup max (0 , ~A sub s~s sub A ~-~ A sub d~d sub A )$

GL_FUNC_REVERSE_SUBTRACT

GL_FUNC_ADD と同様だが、出力係数と出力色の積から入力係数と入力色の積を要素ごとに引き算する点が異なる。結果は [0, 1] の範囲となる。


$Rr ~=~ mark   max (0 , ~R sub d~d sub R ~-~ R sub s~s sub R )$
$Gr ~=~ lineup max (0 , ~G sub d~d sub G ~-~ G sub s~s sub G )$
$Br ~=~ lineup max (0 , ~B sub d~d sub B ~-~ B sub s~s sub B )$
$Ar ~=~ lineup max (0 , ~A sub d~d sub A ~-~ A sub s~s sub A )$

GL_MIN 式と GL_MAX 式はイメージデータを解析するアプリケーションでは便利である (例えば、決まった色をイメージの閾値にする場合など)。 GL_FUNC_ADD 式は、例えば、アンチエンリアス処理や等価処理の際に便利である。初期状態では、ブレンド式は GL_FUNC_ADD に設定されている。

注意

glBlendEquation は GL_ARB_imaging サブセットの一部である。 glBlendEquation が存在するのは、 glGetString に引き数 GL_EXTENSIONS を設定した呼んだ場合に GL_ARB_imaging が返される場合だけである。 GL_MIN 式と GL_MAX 式は入力係数と出力係数を使わない。入力色と出力色だけを使う。

エラー

mode が GL_FUNC_ADD, GL_FUNC_SUBTRACT, GL_FUNC_REVERSE_SUBTRACT, GL_MAX, GL_MIN のいずれでもない場合、GL_INVALID_ENUM エラーとなる。 glBegin とその対となる glEnd の間に glBlendEquation が実行されると GL_INVALID_OPERATION エラーとなる。

jman

Time: 07:01:04 GMT, January 12, 2009

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関連する取得値

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