GLDRAWBUFFER
Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
索引
xjman
名前
glDrawBuffer
- 書き込み対象となる色バッファを指定する
書式
void glDrawBuffer(
GLenum mode )
delim $$
引き数
- mode
-
書き込み対象となる色バッファを指定する(4 つまで)。
指定できるシンボル定数は
GL_NONE,
GL_FRONT_LEFT,
GL_FRONT_RIGHT,
GL_BACK_LEFT,
GL_BACK_RIGHT,
GL_FRONT,
GL_BACK,
GL_LEFT,
GL_RIGHT,
GL_FRONT_AND_BACK,
GL_AUXi
である。ただし最後のシンボル定数について、i は 0 から
``GL_AUX_BUFFERS'' -1 までの値である(GL_AUX_BUFFERS
には上限はない。利用可能な補助バッファの数を問い合わせるには
glGet を使うこと)。
初期値は、シングルバッファのコンテクストの場合は GL_FRONT,
ダブルバッファのコンテクストの場合は GL_BACK である。
説明
色がフレームバッファに書き込まれる時、この色は
glDrawBuffer によって指定したカラーバッファに書き込まれる。
指定方法を以下に示す:
- GL_NONE
-
どの色バッファにも書き込まない。
- GL_FRONT_LEFT
-
左前面の色バッファだけに書き込む。
- GL_FRONT_RIGHT
-
右前面の色バッファだけに書き込む。
- GL_BACK_LEFT
-
左背面の色バッファだけに書き込む。
- GL_BACK_RIGHT
-
右背面の色バッファだけに書き込む。
- GL_FRONT
-
左前面、右前面の色バッファだけに書き込む。
右前面の色バッファがない場合には、左前面の色バッファだけに
書き込む。
- GL_BACK
-
左背面、右背面の色バッファだけに書き込む。
右背面の色バッファがない場合には、左背面の色バッファだけに
書き込む。
- GL_LEFT
-
左前面、右背面の色バッファだけに書き込む。
左背面の色バッファがない場合には、左前面の色バッファだけに
書き込む。
- GL_RIGHT
-
右背面、左背面の色バッファだけに書き込む。
右背面の色バッファがない場合には、右前面の色バッファだけに
書き込む。
- GL_FRONT_AND_BACK
-
全ての前面・背面の色バッファ(左前面、右前面、左背面、右背面)に書き込む。
背面の色バッファがない場合には、
左前面と右前面の色バッファにだけ書き込む。
右の色バッファがない場合には、
左前面と左背面の色バッファにだけ書き込む。
右または背面の色バッファがない場合には、
左前面の色バッファにだけ書き込む。
- GL_AUXi
-
補助の色バッファ i にだけ書き込む。
複数個の色バッファが書き込み対象として選択されている場合、
ブレンディング処理および論理操作は、それぞれの色バッファで
独立して適用され、生成される結果はバッファごとに異なることがある。
単独視点のコンテクストは
左
バッファだけを持ち、ステレオ視点のコンテクストは
左
バッファと
右
バッファを両方持つ。
同様に、シングルバッファのコンテクストは
前面
バッファだけを持ち、ダブルバッファのコンテクストは
前面
バッファと
背面
バッファを両方持つ。
コンテクストは GL の初期化の際に選ばれる。
注意
GL_AUX$i$ = GL_AUX0 + $i$ は常に成り立つ。
エラー
GL_INVALID_ENUM:
mode の値が不正である場合に起こる。
GL_INVALID_OPERATION:
mode によって指示したバッファがどれも存在しない場合に起こる。
GL_INVALID_OPERATION:
glBegin と、その対になる glEnd の間で
glDrawBuffer が実行されると起こる。
関連する取得値
引き数 GL_DRAW_BUFFER を指定した glGet
引き数 GL_AUX_BUFFERS を指定した glGet
関連項目
glBlendFunc(3G),
glColorMask(3G),
glIndexMask(3G),
glLogicOp(3G),
glReadBuffer(3G)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 引き数
-
- 説明
-
- 注意
-
- エラー
-
- 関連する取得値
-
- 関連項目
-
Time: 07:01:06 GMT, January 12, 2009