GLGETERROR

Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
索引 xjman
 

名前

glGetError - エラー情報を返す

 

書式

GLenum glGetError( void )


 

説明

glGetError はエラーフラグの値を返す。 検出可能なそれぞれのエラーには,数値コードとシンボル名が 割り当てられている。 エラーが起きた際には,エラーフラグには適切なエラーコード値が 設定される。 glGetError is called が呼ばれ,エラーコードが返され, フラグが GL_NO_ERROR に戻されるまでは,他のエラーは 記録されない。 glGetError の呼び出しが GL_NO_ERROR を返した 場合,前回の glGetError の呼び出しまたは GL の初期化以降, 検出できるエラーは起きていない。 分散した実装を可能にするため,エラーフラグが複数個ある場合がある。 単独のエラーフラグがエラーを記録した場合には,そのフラグの値 が返され,glGetError が呼ばれた時にフラグが GL_NO_ERROR に戻される。 複数個のフラグがひとつのエラーを記録した場合には, glGetError がどのエラーフラグ値を記録・クリアするのかは わからない。 したがって,すべてのエラーフラグをリセットすべきであれば, glGetError は必ず GL_NO_ERROR が返されるまでの ループの中で呼び出すべきである。 初期状態では,すべてのエラーフラグには GL_NO_ERROR が 設定されている。 現在定義されているエラーは以下のとおりである:
GL_NO_ERROR
エラーは記録されていない。 このシンボル定数の値は 0 であることが保証されている。
GL_INVALID_ENUM
列挙型の引き数に不正な値が指定された。 問題を起こしたコマンドは無視され,エラーフラグが設定される 以外の副作用は起こらない。
GL_INVALID_VALUE
数値型の引き数が範囲外の値を取っている。 問題を起こしたコマンドは無視され,エラーフラグが設定される 以外の副作用は起こらない。
GL_INVALID_OPERATION
指定された操作は,現在の状態では許されない。 問題を起こしたコマンドは無視され,エラーフラグが設定される 以外の副作用は起こらない。
GL_STACK_OVERFLOW
このコマンドがスタックのオーバーフローを起こす。 問題を起こしたコマンドは無視され,エラーフラグが設定される 以外の副作用は起こらない。
GL_STACK_UNDERFLOW
このコマンドがスタックのアンダーフローを起こす。 問題を起こしたコマンドは無視され,エラーフラグが設定される 以外の副作用は起こらない。
GL_OUT_OF_MEMORY
コマンドを実行できるだけのメモリが残っていない。 このエラーが記録された後は,エラーフラグの状態を除き, GL の状態は未定義となる。
GL_TABLE_TOO_LARGE
指定されたテーブルの大きさが,実装が対応している最大値を超えている。 問題を起こしたコマンドは無視され,エラーフラグが設定される 以外の副作用は起こらない。 エラーフラグが設定された際に,GL の操作の結果が未定義となるのは, GL_OUT_OF_MEMORY が起きた場合だけである。 すべての場合において,エラーを起こしたコマンドは無視され, GL の状態およびフレームバッファの内容には影響を与えない。 値を返すコマンドがエラーを起こした場合には,このコマンドは 0 を返す。 glGetError 自身がエラーを起こした場合,この関数は 0 を返す。
 

注意

GL_TABLE_TOO_LARGE は GL バージョン 1.2 で導入された。  

エラー

GL_INVALID_OPERATION: glBegin と,その対になる glEnd の間で glGetError が実行されると起こる。 この場合には,glGetError は 0 を返す。


 

Index

名前
書式
説明
注意
エラー

jman



Time: 07:01:07 GMT, January 12, 2009