GLGETSTRING

Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
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名前

- 現在のGLの接続状態を説明する文字列を返す

 

C 書式

const GLubyte* glGetString( GLenum name )  

引き数

name
シンボル定数を指定する。 これは GL_VENDOR, GL_RENDERER, GL_VERSION, GL_EXTENSIONS のいずれかである。
 

説明

glGetString は、現在のGLの接続についていくつかの点を を説明する static な文字列へのポインタを返す。 name には、次のいずれかを指定する:
GL_VENDOR
GL の実装に責任を持つ会社を返す。 この名前は、リリースが変わっても同じである。
GL_RENDERER
レンダラの名前を返す。 この名前は普通、特定のハードウェアプラットフォーム構成 に固有のものである。 この名前は、リリースが変わっても同じである。
GL_VERSION
バージョンまたはリリース番号を返す。
GL_EXTENSIONS
対応しているGL の機能拡張の一覧を返す(空白区切りのリスト)。 GL は実装の性能についての問い合わせに対応していないため、 アプリケーションによっては、既知のプラットフォームを認識し、 それらの性能に合わせてGLの使いかたを変えるように書かれている。 GL_VENDORGL_RENDERER が返す文字列を 組み合わせると、プラットフォームを一意に特定できる。 この情報はリリースが変わっても同じなので、プラットフォーム識別 処理で使うべきである。 アプリケーションによっては、標準GLには含まれない機能を 使いたいことがある。 そういった機能は、標準GLに対する機能拡張として実装できる。 GL_EXTENSIONS が返す文字列は、実装が対応している GL 機能拡張の空白区切りのリストである。 (機能拡張の名前に空白文字が含まれることはない。) GL_VERSION が返す文字列は、バージョン番号で始まる。 バージョン番号は次の書式のどちらかである: major_number.minor_number
major_number.minor_number.release_number ベンダ固有の情報をバージョン番号の後に続けることができる。 その書式は実装依存であるが、バージョン番号とベンダ固有情報 の間には、必ず空白文字が入る。 全ての文字列はナル文字で終端する。
 

注意

エラーが起きた場合、glGetString は 0 を返す。 クライアントとサーバがそれぞれ異なるバージョンや機能拡張 に対応していることがある。 glGetString は互換性があるバージョンの番号または 機能拡張のリストを必ず返す。 リリース番号については、必ずサーバ側の情報が返される。  

エラー

GL_INVALID_ENUM: name の値が不正な場合に起こる。 GL_INVALID_OPERATION: glBegin と、その対になる glEnd の間で glGetString を実行すると起こる。


 

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注意
エラー

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Time: 07:01:08 GMT, January 12, 2009