GLLINESTIPPLE

Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
索引 xjman
 

名前

glLineStipple - 線のスティプルパターンを指定する  

書式

void glLineStipple( GLint factor,

                      GLushort pattern )

delim $$  

引き数

factor
線のスティプルパターンにおいて、各ビット値に掛ける値を指定する。 例えば factor が 3 ならば、パターン内の各ビット値は、 パターン中の次のビットが使われる前に 3 回使われる。 factor の値は [1, 256] の範囲に制限される。 またデフォルト値は 1 である。
pattern
16ビットの整数値を指定する。 このビットパターンは、線が描画されるときに、 線のどの微小要素が描画されるのかを決める。 ビット 0 が先に使われる。 デフォルトのパターンは全てが 1 である。
 

説明

線のスティプル処理は、ラスタ処理によって生成される 微小要素の一部をマスクする。 マスクされた微小要素は描画されない。 このマスク処理は 3 つのパラメータを使って実現される: すなわち 16ビットの線スティプルパターン(pattern), 繰り返し回数(factor), 整数のスティプルカウンタ($s$) である。 カウンタ $s$ は、glBegin が呼ばれた時と、 glBegin(GL_LINES)/glEnd のシーケンスによる それぞれの線分が生成される前に必ず 0 にリセットされる。 このカウンタは、単位幅のアンチエイリアス処理されていない線分について 微小要素が生成された場合か、 幅が $i$ の線分について $i$ 個の微小要素が生成された場合に増加する。 カウント $s$ に属する $i$ 個の微小要素は、条件

pattern bit $(s ~/~ "factor") ~roman mod~ 16$

が 0 ならばマスクされる。 それ以外の場合には、これらの微小要素はフレームバッファに送られる。 pattern のビット 0 が最小ビットである。 アンチエイリアス処理された線は、スティプル処理においては、 $1 times width$ 個の長方形の並びとして扱われる。 矩形 $s$ がラスタ処理されるかどうかは、アンチエイリアス処理されていない 線について説明した微小要素の処理規則に基づく。 ただし数えるのは微小要素のグループではなく、矩形である。 線のスティプル処理を有効または無効にするには、 引き数 GL_LINE_STIPPLE を指定して glEnable または glDisable を呼ぶ。 スティプル処理が有効なときは、 線のスティプルパターンは前述のように適用される。 無効のときには、スティプルパターンが全て 1 であるかのように動作する。 初期状態では、線のスティプル処理は無効である。  

エラー

GL_INVALID_OPERATION: glBegin と、その対になる glEnd の間で glLineStipple が実行されると起こる。  

関連する取得値

引き数 GL_LINE_STIPPLE_PATTERN を指定した glGet
引き数 GL_LINE_STIPPLE_REPEAT を指定した glGet
引き数 GL_LINE_STIPPLE を指定した glIsEnabled  

関連項目

glLineWidth(3G), glPolygonStipple(3G)


 

Index

名前
書式
引き数
説明
エラー
関連する取得値
関連項目

jman



Time: 07:01:08 GMT, January 12, 2009