GLPOLYGONMODE

Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
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名前

glPolygonMode - ポリゴンのラスタ処理モードを選択する

 

書式

void glPolygonMode( GLenum face,

                      GLenum mode )

 

引き数

face
mode を適用するポリゴンを指定する。 表向きポリゴンに対しては GL_FRONT, 裏向きポリゴンに対しては GL_BACK でなければならない。 表向きポリゴンと裏向きポリゴンの両方の場合には、 GL_FRONT_AND_BACK でなければならない。
mode
ポリゴンをどのようにラスタ処理するかを指定する。 指定できる値は GL_POINT, GL_LINE, GL_FILL である。 初期値は、表向き・裏向きの両方のポリゴンについて GL_FILL である。
 

説明

glPolygonMode は、ラスタ処理の際のポリゴンの解釈の仕方を制御する。 face は、どのポリゴンに mode を適用するのかを指定する: 表向きポリゴン (GL_FRONT), 裏向きポリゴン (GL_BACK), またはその両方のいずれかを指定する。 ポリゴンのモードは、最終的なポリゴンのラスタ処理にしか影響しない。 特に、これらのモードが適用される前に ポリゴンの頂点が描画され、ポリゴンはクリップ処理され、 おそらくカリング処理がなされる。 これらのモードは定義済みであり、mode を使って指定できる:
GL_POINT
境界エッジの始点として印が付けられたポリゴンの頂点が 点として描画される。 GL_POINT_SIZEGL_POINT_SMOOTH といった点の属性が 点のラスタ処理を制御する。 ポリゴンのラスタ処理の属性については、GL_POLYGON_MODE 以外のものは 無効である。
GL_LINE
ポリゴンの境界エッジ線分として描画される。 これらは線のスティプル処理に対しては、連続した線分として扱われる。 線のスティプル処理のカウントとパターンは、異なる線分の間でも リセットされない(glLineStipple を参照)。 GL_LINE_WIDTHGL_LINE_SMOOTH といった線の属性が 線のラスタ処理を制御する。 ポリゴンのラスタ処理の属性については、GL_POLYGON_MODE 以外のものは 無効である。
GL_FILL
ポリゴンの内側が塗りつぶされる。 ポリゴンのラスタ処理を制御する。
 

使用例

裏面のポリゴンが塗りつぶしてあり、表面のポリゴンが 外形線だけの面は次のようにして描画する。 call glPolygonMode(GL_FRONT, GL_LINE);  

注意

稜線フラグを使って、頂点には境界または非境界の印が付けられる。 稜線フラグは、ポリゴンを分割する際に GL が内部的に生成する。 稜線フラグは、glEdgeFlag を使って明示的に設定することもできる。  

エラー

GL_INVALID_ENUM: face または mode の値が不正である場合に起こる。 GL_INVALID_OPERATION: glBegin と、その対になる glEnd の間で glPolygonMode が実行されると起こる。  

関連する取得値

引き数 GL_POLYGON_MODE を指定した glGet  

関連項目

glBegin(3G), glEdgeFlag(3G), glLineStipple(3G), glLineWidth(3G), glPointSize(3G), glPolygonStipple(3G)


 

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使用例
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エラー
関連する取得値
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Time: 07:01:09 GMT, January 12, 2009