GLRASTERPOS

Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
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名前

glRasterPos2d, glRasterPos2f, glRasterPos2i, glRasterPos2s, glRasterPos3d, glRasterPos3f, glRasterPos3i, glRasterPos3s, glRasterPos4d, glRasterPos4f, glRasterPos4i, glRasterPos4s, glRasterPos2dv, glRasterPos2fv, glRasterPos2iv, glRasterPos2sv, glRasterPos3dv, glRasterPos3fv, glRasterPos3iv, glRasterPos3sv, glRasterPos4dv, glRasterPos4fv, glRasterPos4iv, glRasterPos4sv - ピクセル操作に対して、ラスタ位置を指定する

 

書式

void glRasterPos2d( GLdouble x,

                      GLdouble y )
void glRasterPos2f( GLfloat x,

                      GLfloat y )
void glRasterPos2i( GLint x,

                      GLint y )
void glRasterPos2s( GLshort x,

                      GLshort y )
void glRasterPos3d( GLdouble x,

                      GLdouble y,
                      GLdouble z )
void glRasterPos3f( GLfloat x,

                      GLfloat y,
                      GLfloat z )
void glRasterPos3i( GLint x,

                      GLint y,
                      GLint z )
void glRasterPos3s( GLshort x,

                      GLshort y,
                      GLshort z )
void glRasterPos4d( GLdouble x,

                      GLdouble y,
                      GLdouble z,
                      GLdouble w )
void glRasterPos4f( GLfloat x,

                      GLfloat y,
                      GLfloat z,
                      GLfloat w )
void glRasterPos4i( GLint x,

                      GLint y,
                      GLint z,
                      GLint w )
void glRasterPos4s( GLshort x,

                      GLshort y,
                      GLshort z,
                      GLshort w )

delim $$  

引き数

x, y, z, w
(もしあれば)オブジェクト座標 $x$, $y$, $z$, $w$ を ラスタ位置に対して指定する。
 

書式

void glRasterPos2dv( const GLdouble *v )


void glRasterPos2fv(
const GLfloat *v )


void glRasterPos2iv(
const GLint *v )


void glRasterPos2sv(
const GLshort *v )


void glRasterPos3dv(
const GLdouble *v )


void glRasterPos3fv(
const GLfloat *v )


void glRasterPos3iv(
const GLint *v )


void glRasterPos3sv(
const GLshort *v )


void glRasterPos4dv(
const GLdouble *v )


void glRasterPos4fv(
const GLfloat *v )


void glRasterPos4iv(
const GLint *v )


void glRasterPos4sv(
const GLshort *v )


 

引き数

v
2 個または 3 個、4個の要素からなる配列を指すポインタを指定する。 この配列は前から順に $x$, $y$, $z$, $w$ を指定する。
 

説明

GL はウィンドウ座標内に 3 次元の位置を保持している。 この位置はラスタ位置と呼ばれ、ピクセルとビットマップの書き込み操作の位置を 指定するために使われる。 この値が保持される精度はサブピクセルである。 glBitmap, glDrawPixels, glCopyPixels を参照すること。 現在のラスタ位置は 3 個のウィンドウ座標 ($x$, $y$, $z$), クリップ座標値 ($w$), 眼点座標距離、valid ビット、割り当てられた色データ座標およびテクスチャ座標からなる。 $w$ 座標はクリップ座標である。 なぜなら $w$ はウィンドウ座標に投影されないからである。 glRasterPos4 はオブジェクト座標 $x$, $y$, $z$, $w$ を明示的に 指定する。 glRasterPos3 はオブジェクト座標 $x$, $y$, $z$ を明示的に指定 するが、$w$ は暗黙的に 1 とする。 glRasterPos2 は引き数の値を $x$, $y$ に対して用いるが、 暗黙的に $z$ を 0 とし、$w$ を 1 とする。 glRasterPos によって表されるオブジェクト座標は、 glVertex コマンドの座標とまったく同じように扱われる: これらの座標は現在のモデルビュー行列と射影行列によって変換され、 クリッピング処理に渡される。 頂点がカリングされていなければ、この頂点は射影されてから、ウィンドウ座標に 合わせてスケール処理され、これが新しく現在のウィンドウ座標になる。 また、GL_CURRENT_RASTER_POSITION_VALID フラグも設定される。 頂点がカリング された 場合は、valid ビットはクリアされ、現在のラスタ位置と、それに割り当てられている 色座標およびテクスチャ座標は未定義となる。 現在のラスタ位置には、割り当てられた色データ座標とテクスチャ座標も いくつか含まれる。 ライティングが有効ならば GL_CURRENT_RASTER_COLOR (RGBA モード)または GL_CURRENT_RASTER_INDEX (色インデックスモード)が、 ライティング計算によって生成された色に対して設定される (glLight, glLightModel, glShadeModel を参照すること)。 ライティングが無効ならば、 現在の色(RGBA モードの場合。状態変数 GL_CURRENT_COLOR)または 色インデックス(色インデックスモードの場合。状態変数 GL_CURRENT_INDEX) が現在のラスタ色を更新するために使われる。 同じように、GL_CURRENT_RASTER_TEXTURE_COORDSGL_CURRENT_TEXTURE_COORDS の関数として更新される。 この更新はテクスチャ行列関数とテクスチャ生成関数に基づいて 行われる(glTexGen を参照)。 最後に、眼点座標系の原点からモデルビュー行列によってのみ変換された 頂点への距離は GL_CURRENT_RASTER_DISTANCE と置き換えられる。 初期状態では現在のラスタ位置は (0, 0, 0, 1) であり、 現在のラスタ距離は 0 であり、 valid ビットは設定されており、 割り当てられている RGBA 色は (1, 1, 1, 1) であり、 割り当てられている色インデックスは 1 であり、 割り当てられているテクスチャ座標は (0, 0, 0, 1) である。 RGBA モードでは、GL_CURRENT_RASTER_INDEX は常に 1 である。 色インデックスモードでは、現在のラスタ RGBA 色は常に初期値のままである。  

注意

ラスタ位置は glRasterPosglBitmap の両方によって 変換される。 ラスタ位置の座標が不正ならば、ラスタ位置を使用する描画コマンドは 無視される(つまり、GL の状態を変更しない)。 glDrawElements または glDrawRangeElements を呼ぶと、 現在の色または色インデックスが不定になることがある。 現在の色または色インデックスが不定のときに glRasterPos を実行すると、 現在のラスタ色または現在のラスタインデックスは不定のままになる。 ビューポートの外で正当なラスタ位置を設定するには、まず正当なラスタ位置を 設定し、次に 引き数 bitmap に NULL を指定して glBitmap を呼ぶ。 GL_ARB_imaging 機能拡張に対応している場合には、 それぞれのテクスチャ単位に対して、別個のラスタテクスチャ座標が存在する。 それぞれのテクスチャ単位の現在のラスタテクスチャ座標は glRasterPos に よって更新される。  

エラー

GL_INVALID_OPERATION: glBegin と、その対になる glEnd の間で glRasterPos が 実行されると生成される。  

関連する取得値

引き数 GL_CURRENT_RASTER_POSITION を指定した glGet
引き数 GL_CURRENT_RASTER_POSITION_VALID を指定した glGet
引き数 GL_CURRENT_RASTER_DISTANCE を指定した glGet
引き数 GL_CURRENT_RASTER_COLOR を指定した glGet
引き数 GL_CURRENT_RASTER_INDEX を指定した glGet
引き数 GL_CURRENT_RASTER_TEXTURE_COORDS を指定した glGet  

関連項目

glBitmap(3G), glCopyPixels(3G), glDrawArrays(3G), glDrawElements(3G), glDrawRangeElements(3G), glDrawPixels(3G), glTexCoord(3G), glTexGen(3G), glVertex(3G)


 

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関連する取得値
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Time: 07:01:10 GMT, January 12, 2009