GLSCALE

Section: Misc. Reference Manual Pages (3G)
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名前

glScaled, glScalef - 現在の行列尾に汎用スケーリング行列を掛ける

 

書式

void glScaled( GLdouble x,

                 GLdouble y,
                 GLdouble z )
void glScalef( GLfloat x,

                 GLfloat y,
                 GLfloat z )

delim $$  

引き数

x, y, z
x, y, z 軸に沿ってのスケール係数をそれぞれ指定する。
 

説明

glScale は、x, y, z 軸に沿っての 均等でないスケール処理を行う。 3 個のパラメータは、3 つの軸それぞれに沿ってのスケール係数を示す。 現在の行列(glMatrixMode を参照)には スケール行列が掛けられ、その積が現在の行列に置き換わる。 この処理は glScale が以下の行列を引き数にして呼ばれた かのように行われる:


left ( ~ down 20 matrix {
   ccol { ~"x" above ~0 above ~0 above ~0 }
   ccol { ~0 above ~"y" above ~0 above ~0 }
   ccol { ~0 above ~0 above ~"z" above ~0 }
   ccol { ~0 above ~0 above ~0 above ~1} } ~~ right )

行列モードが GL_MODELVIEW または GL_PROJECTION ならば、 glScale が呼ばれた後に描画された全てのオブジェクトは スケーリング処理される。 スケーリング処理されていない座標系を保存・復元するには glPushMatrix および glPopMatrix を使うこと。  

注意

1 以外のスケール係数がモデルビュー行列に適用され、かつ ライティングが有効である場合には、ライティングがおかしく見える ことがよく起こる。 この場合には、引き数 GL_NORMALIZE を指定して glEnable を呼び、法線が自動的に正規化されるようにすること。  

エラー

GL_INVALID_OPERATION: glBegin と、その対になる glEnd の間で glScale を指定すると起こる。  

関連する取得値

引き数 GL_MATRIX_MODE を指定した glGet
引き数 GL_COLOR_MATRIX を指定した glGet
引き数 GL_MODELVIEW_MATRIX を指定した glGet
引き数 GL_PROJECTION_MATRIX を指定した glGet
引き数 GL_TEXTURE_MATRIX を指定した glGet  

関連項目

glMatrixMode(3G), glMultMatrix(3G), glPushMatrix(3G), glRotate(3G), glTranslate(3G)


 

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引き数
説明
注意
エラー
関連する取得値
関連項目

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Time: 07:01:10 GMT, January 12, 2009