Expect 関数
PHP Manual

expect_expectl

(PECL expect:0.1-0.2.2)

expect_expectlプロセスの出力がパターンに一致する・指定した時間が経過する・ あるいは EOF に達するのいずれかにあてはまるまで待ち続ける

説明

int expect_expectl ( resource $expect , array $cases [, array &$match ] )

プロセスの出力がパターンに一致する・指定した時間が経過する・ あるいは EOF に達するのいずれかにあてはまるまで待ち続けます。

match を指定すると、検索結果がそこに保存されます。 一致した文字列が match[0] に保存され、 元のパターンの中の (括弧で囲まれた) 部分に一致する文字列が match[1]match[2] 、 と順に、最大 match[9] まで (libexpect の制限です) 保存されます。

パラメータ

expect

事前に expect_popen() でオープンした Expect ストリーム。

cases

expect case の配列。個々の expect case は数値添字の配列で、 以下のような形式となります。

Expect Case の配列
添字 値の型 説明 必須かどうか デフォルト値
0 string ストリームからの出力との比較対象となるパターン。 yes  
1 mixed パターンに一致した場合にこの関数が返す値。 yes  
2 integer パターンの形式。 EXP_GLOBEXP_EXACT あるいは EXP_REGEXP のいずれかひとつです。 no EXP_GLOB

返り値

一致したパターンに関連付けられた値を返します。

この関数の実行に失敗した場合は、 EXP_EOFEXP_TIMEOUT あるいは EXP_FULLBUFFER を返します。

変更履歴

バージョン 説明
0.2.1 バージョン 0.2.1 より前では、match パラメータに返されるのはマッチした文字列であり、 部分文字列の配列ではありませんでした。

例1 expect_expectl() の例

<?php
// ファイルをリモートホストにコピーします
ini_set ("expect.timeout"30);

$stream fopen ("expect://scp user@remotehost:/var/log/messages /home/user/messages.txt""r");

$cases = array (
  array (
=> "password:"=> PASSWORD),
  array (
=> "yes/no)?"=> YESNO)
);

while (
true) {
 switch (
expect_expectl ($stream$cases))
 {
  case 
PASSWORD:
   
fwrite ($stream"password\n");
   break;

  case 
YESNO:
   
fwrite ($stream"yes\n");
   break;

  case 
EXP_TIMEOUT:
  case 
EXP_EOF:
   break 
2;
  
  default:
   die (
"エラーが発生しました!\n");
 }
}

fclose ($stream);
?>

参考


Expect 関数
PHP Manual