(PHP 5, PECL sqlite >= 1.0.0)
sqlite_array_query -- SQLiteDatabase->arrayQuery — 指定したデータベースに対してクエリを実行し、配列を返す
オブジェクト指向言語型スタイル (メソッド):
sqlite_array_query() は与えられたクエリを実行し、 結果セット全体を配列で返します。これは、結果セットの各レコードに関して sqlite_query()に続いて sqlite_fetch_array()をコールすることに似ています。 sqlite_array_query() は前述の方法よりも著しく高速です。
sqlite_array_query() は、返すレコードが45件以下 のクエリーで最も有効です。これ以上のデータがある場合には、 より性能を最適化するために、代わりに sqlite_unbuffered_query()を使用するようなスクリ プトを書くことをお薦めします。
実行するクエリ
SQLite データベースリソース。手続きに従って、 sqlite_open() から返されます。 このパラメータは、 オブジェクト指向言語型メソッドを使用する場合は不要です。
オプションの result_type パラメータには定数を指定でき、返される配列の添字を定義します。 SQLITE_ASSOC を用いると、連想配列の添字(名前フィールド)のみが 返されます。一方、SQLITE_NUM は、 数値の添字(フィールド番号)のみを返します。SQLITE_BOTH は、 連想配列の添字と数値の添字の両方を返します。 SQLITE_BOTH がこの関数のデフォルトです。
decode_binary パラメータが TRUE (デフォルト)に 設定された場合、PHP はバイナリエンコーディングをデコードします。 これは、sqlite_escape_string() によりエンコードされたデータに 適用されます。sqlite をサポートする他のアプリケーションにより 作成されたデータベースを処理する時以外は、この値をデフォルトのままにしておくべきです。
注意: (MySQL のような)他のデータベースエクステンションとの互換性のため、 2 種類の構文がサポートされています。 推奨されるのは最初の構文で、dbhandle パラメータを 関数の最初のパラメータとするものです。
結果セット全体の配列、その他の場合は FALSE を返します。
SQLITE_ASSOC および SQLITE_BOTH で 返されるカラム名は、設定オプション sqlite.assoc_case の値に基づき、 大文字小文字が変換されます。
例1 手続き言語型スタイル
<?php
$dbhandle = sqlite_open('sqlitedb');
$result = sqlite_array_query($dbhandle, 'SELECT name, email FROM users LIMIT 25', SQLITE_ASSOC);
foreach ($result as $entry) {
echo 'Name: ' . $entry['name'] . ' E-mail: ' . $entry['email'];
}
?>
例2 オブジェクト指向言語型スタイル
<?php
$dbhandle = new SQLiteDatabase('sqlitedb');
$result = $dbhandle->arrayQuery('SELECT name, email FROM users LIMIT 25', SQLITE_ASSOC);
foreach ($result as $entry) {
echo 'Name: ' . $entry['name'] . ' E-mail: ' . $entry['email'];
}
?>