(PHP 5)
mysqli_result::fetch_array -- mysqli_fetch_array — 結果の行を連想配列・数値添字配列あるいはその両方の形式で取得する
オブジェクト指向型(メソッド):
手続き型:
取得した行に対応する配列を返します。もし result が指す結果にもう行がない場合は NULL を返します。
mysqli_fetch_array() は mysqli_fetch_row() 関数の拡張版です。データを数値添字の 配列に格納することに加えて、mysqli_fetch_array() 関数は、フィールド名をキーとする連想配列にもデータを格納します。
注意: この関数により返されるフィー ルド名は 大文字小文字を区別 します。
注意: この関数は、 NULL フィールドに PHPの NULL 値を設定します。
もし 2 つ以上のカラムが同じフィールド名であった場合は、最後に現れた カラムが優先され、以前のデータを上書きします。同名の複数のカラムに アクセスする場合、数値添字版の行データを使用しなければなりません。
手続き型のみ: mysqli_query()、mysqli_store_result() あるいは mysqli_use_result() が返す結果セット ID。
このオプションは、 結果の行データから返す配列の型を指定します。ここで指定可能な値は 定数 MYSQLI_ASSOC、 MYSQLI_NUM あるいは MYSQLI_BOTH. のいずれかです。デフォルトは MYSQLI_BOTH です。
MYSQLI_ASSOC 定数を指定すると、この関数は mysqli_fetch_assoc() と同じ結果を返します。一方 MYSQLI_NUM を指定すると、mysqli_fetch_row() 関数と同じ結果となります。最後の MYSQLI_BOTH を指定すると、 ひとつの配列にこれら両方の属性を含めます。
取得した行に対応する文字列の配列を返します。結果セットにもう行がない場合には NULL を返します。
例1 オブジェクト指向型
<?php
$mysqli = new mysqli("localhost", "my_user", "my_password", "world");
/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
$query = "SELECT Name, CountryCode FROM City ORDER by ID LIMIT 3";
$result = $mysqli->query($query);
/* 数値添字配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_NUM);
printf ("%s (%s)\n", $row[0], $row[1]);
/* 連想配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_ASSOC);
printf ("%s (%s)\n", $row["Name"], $row["CountryCode"]);
/* 連想配列および数値添字配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_BOTH);
printf ("%s (%s)\n", $row[0], $row["CountryCode"]);
/* 結果セットを開放します */
$result->close();
/* 接続を閉じます */
$mysqli->close();
?>
例2 手続き型
<?php
$link = mysqli_connect("localhost", "my_user", "my_password", "world");
/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
$query = "SELECT Name, CountryCode FROM City ORDER by ID LIMIT 3";
$result = mysqli_query($link, $query);
/* 数値添字配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_NUM);
printf ("%s (%s)\n", $row[0], $row[1]);
/* 連想配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_ASSOC);
printf ("%s (%s)\n", $row["Name"], $row["CountryCode"]);
/* 連想配列および数値添字配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_BOTH);
printf ("%s (%s)\n", $row[0], $row["CountryCode"]);
/* 結果セットを開放します */
mysqli_free_result($result);
/* 接続を閉じます */
mysqli_close($link);
?>
上の例の出力は以下となります。
Kabul (AFG) Qandahar (AFG) Herat (AFG)