ロードバランサを使わずにDNSラウンドロビンでいいケース

DNSラウンドロビンは、１つのドメインに複数のIPアドレスを割り当て、
問い合わせのたびに、順番にＩＰアドレスを返し、１台のホストにアクセス
が集中するのを防ぐ。

分散先のサーバが停止しても、DNSランドロビンでは、
停止しているＩＰアドレスを返してしまい、その結果、そのＩＰを返された
Ｗｅｂブラウザがページが見れなくなってしまう。DNS問い合わせ結果が
キャッシュされている間もそうである。

この欠点を避けるために、ロードバランサを導入したりする。

ただし、最近の多くのＷｅｂブラウザは、ＤＮＳが複数のＩＰアドレスを
返した場合に、そのすべてのアドレスに対して接続が成功するまで接続を
試みる。つまり、ロードバランサを使わずに、DNSラウンドロビンでも
事足りる、ということになる。

IE6やFirefox 1.5で、問題なく動作する。

DNSのキャッシュの悪影響が心配な場合は、TTL(生存期間)を短く設定
すればよい。

ロードバランサがいらないか、というと、そうでもなくて、
携帯電話の場合、最近のブラウザのようには、いかないようだ。

ロードバランサによるリクエストの振り分け
SSLアクセラレータ機能
TCPコネクション維持機能
セッションなどの問題もある。

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