スポンサーリンク

このドキュメントの内容は、以下の通りです。

はじめに


SSDの出現により、遅い磁気ディスクのハードディスクからスピードを求めてSSDへ移行してきてるシステムがあります。
SSDは、従来のハードディスクに比べれば高速ですが、相変わらずボトルネックがディスクであることが多いでしょう。
SSDは、フラッシュメモリを使ってますが、そのスピードが生かし切れないため、Fusion-io がioDriveという製品をつくりました。

SSDの話


SSD の場合は、冗長構成のためRAIDを利用します。
RAIDレベルを挙げて信頼性を確保できるが、バイト単価が上がります。レベル5では、信頼性を確保できるが、性能が低下します。

SSDは、従来のハードディスクのメディア部分を磁気ディスクからFlashメモリに置き換えて、ディスクI/Oを高速化しました。設計自体は、従来のハードディスクに引きずっているため、Flashメモリの特性を生かしきれてません。

Fusion-io のフラッシュメモリのストレージ


Fusion-io のフラッシュメモリストレージは、SSDに比べ、アーキテクチャがシンプルです。
CPUからPCIe でFusion-ioのメモリコントローラと通信するだけです。

SSDの場合
CPU - PCIe - RAIDコントローラ - SATAコントローラ SSD - NAND

ioDriveの場合
CPU - PCIe - メモリコントローラ - NAND
VSL


製品名 最大容量(TB) IOPS
ioDrive2 1.2TB 44万3000
ioDrive2Duo 2.4TB 90万
ioDriveOctal 10TB リード6.7GB/s ライト 3.9GB/s
ioScale 3.2TB(最小450GB)

  • フラッシュメモリの前に巨大なキャッシュを置いています。
  • エラー訂正機構を持っています。
  • NANDチップの1つをとっても動作する冗長性を持ってます。
  • 1つのチップが故障しても全体の動作には影響なく、自己修復機能があります。
ioDrive は

  • メモリモジュール ioMemory
  • 制御ソフトウェア Virtual Storage Layer (VSL)
で構成されます。

サイバーエージェントのアメーバピグでの事例


サイバーエージェントのシステムのアメーバピグの話。

  • 変更前
    • 96台のKVSのサーバ
  • 変更後
    • Fusion-io ioDrive Duoを使用して4台構成のMySQL
    • 変更前の3倍以上のアクセスに対して余裕を持った運用が可能だった。
    • のちに冗長化のためFusion-io ioDrive Duoを使用して8台構成
      • 4台は、スレーブ

ドワンゴのニコニコ動画での事例


  • 動画のキャッシングサーバの台数が 1/4 になりました。
  • クエリは、20倍高速になりました。

ミクシィでの事例


  • 変更前
    • 数百台のデータベース
  • 変更後
    • 1/10の数十台に減りました

NoSQLでの事例


  • MongoDB, Hadoop は、ノードの処理能力が5-10倍程度大幅に向上しました。

NAND の特徴


  • NAND Flash メモリは、セルに電荷をためて、データを記録します。
  • 書き込みを繰り返すとセル内の絶縁膜が劣化し、機能しなくなるウェアアウト(wear-out)現象が発生します。
  • NAND Flashは、書き換えに時間がかかります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
 
いつもシェア、ありがとうございます!


もっと情報を探しませんか?

関連記事

最近の記事

人気のページ

スポンサーリンク
 

過去ログ

2020 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2019 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2018 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2017 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2016 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2015 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2008 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2007 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2006 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2005 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2004 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2003 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

サイト

Vim入門

C言語入門

C++入門

JavaScript/Node.js入門

Python入門

FreeBSD入門

Ubuntu入門

セキュリティ入門

パソコン自作入門

ブログ

トップ


プライバシーポリシー