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このドキュメントの内容は、以下の通りです。

はじめに


システム運用アカウントのために制限付きのシェルが欲しいと思った方は、私だけではないはずです。

普通のシェルを解放すると使えるコマンドの範囲が広すぎる!
なんて、お悩みがあると思います。
セキュリティ的には、とにかく、使えるコマンドを制限することが重要です。

chroot を使って、制限するとか、いろいろ考えられますが、それなりの労力が伴います。

そこで、簡単なのが、制限付きのシェル(RESTRICTED SHELL) rbash です。
rbash は、bash に付属しています。

rbash は、bash -r で起動するのと同義です。
rbash は、 bash へのシンボリックリンクです。

rbash の特徴


  • 環境変数 PATH とかが上書きや取り消しができない。
  • コマンドに / を含むパスで指定できない
  • リダイレクトできない
  • exec でシェルを置き換えられない
  • 制限モードを解除できない

使い方


  • ログインシェルを rbash にかえておく
  • 制限付きアカウントに許したいコマンドをどこか適当なところ(Aとする)にまとめておく
  • 環境変数 PATH を A だけにしておく

注意


rbash から csh/bash とか、いろいろexecできる vim/emacs みたいなコマンドにアクセスを許可していたら、制限の意味なんかありません。

sudo を許す場合は、そのユーザに許して良いコマンドを列挙するべきです。
setuidを与えたコマンドを用意することもできるけど、それだとsudoのログに残らないので、好ましくないと思われるかもしれません。

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