アメリカが利上げをすると株価どうなるのか?

提供: 金融関係
2015年11月8日 (日) 17:56時点におけるDaemon (トーク | 投稿記録)による版

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アメリカの利上げをするのは、2015年の9月頃ではないか、という話が出てきています。アメリカの利上げによって、株価は、どうなるのでしょうか。その後、利上げの時期は、10月か12月、もしくは来年という予測がありました。9/24のイエレンFRB議長の年内利上げを示唆しました。

読み方

利上げ
りあげ

概要

アメリカが利上げを行うことによって、為替や株価に影響が出ます。アメリカと日本の両方に影響が起こります。

  • アメリカでは、金利が上がり、ドル高になり、株が売られ、債権が買われる。
  • 日本は、円安が進み、海外投資家がポジションをクローズし、輸出企業の業績が伸びる。

利上げとは?

アメリカの利上げとは、アメリカの主要政策金利フェデラル・ファンド金利の目標をFOMC(連邦公開市場委員会)が引き上げることです。

アメリカの景気が冷え込んだとき
金利を引き下げます
アメリカの景気が過熱気味のとき
金利を引き上げます

サブプライムショック、リーマンショックの金融危機の発生により、FOMCは、フェデラル・ファンド金利の目標を下限の0.25%として、実質的なゼロ金利政策をとってきました。

アメリカの景気が回復してきたことにより、FOMCは、金利の引き上げを検討しています。

アメリカが利上げを行うと?

  • 世界のマネーがアメリカに向かい、米ドルが買われます。
  • 銀行が企業に貸すお金の金利や預金の金利が上がります。
    • 企業は資金調達コストが増えます。
    • 金利が上がることにより、お金の動きが抑制されます。
  • 海外の株を売る
  • アメリカの金利が上がると、お金は、ノーリスクでリターンの得られる債権に向かいます。
  • 金価格は、下落します。

アメリカの利上げによる、日本への影響

  • 世界が米ドルを買うため、ドル高円安が進む
  • 円安によって、輸出企業の利益が増え、輸出銘柄の株価が上昇する
    • 輸出企業の株価の値上がりにより、日経平均株価が上昇する
  • 円安が進むことによって、輸入コストが上がるため、輸入品の価格が上がる
  • 日本の国債を売られ、アメリカ国債を買い、日本の長期金利が上昇し、住宅ローン金利が上がる

利上げのやり方

  • 2015年には、1回の0.25%利上げ
  • 2016年には、4回の0.25%利上げ

FOMCのFF金利水準の予測

  • 2015年 0.25%
  • 2016年 1.25%
  • 2017年 2.25%
  • 長期 3%

利上げの時期

  • 9/24のイエレンFRB議長の年内利上げを示唆しました。
  • 2015年の10月、もしくは、12月
    10月と12月に金制作を決めるFOMCが開催されます。

なぜアメリカは利上げ時期を悩むのか?

利上げは、一般的に経済を冷やす効果があります。 アメリカは、今まで、景気回復を進めてきました。ゼロ金利を維持した場合、景気が過熱してしまうため、利上げを検討していました。

中国株バブル崩壊の影響により、世界的に株価が暴落しました。このタイミングでの利上げは、市場が荒れる懸念があります。

関連項目




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