「パソコンのメモリのテストツール」の版間の差分
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2015年11月23日 (月) 15:40時点における版
パソコンのメモリを購入したときやパソコンが不調のときにメモリのテストをすることがあります。memtest86+でテストするのが簡単です。memtest86+は、2-3周のテストで十分でしょう。
読み方
- メモリ診断
- めもりしんだん
- メモリテストツール
- めもりてすとつーる
- memtest86+
- めむてすと はちろく ぷらす
- memtest86
- めむてすと はちろく
目次
概要
BIOSのPOSTでは、メモリのテストが行われていますが、DRAMの最初のメガバイトの単純なテストだけで、メモリ全体のテストではありません。 パソコンを普通に触っているだけでは、メモリ全体が読み書きされることはなかなかないでしょう。つまり、使っていても、全体を利用しているわけではありません。 そこでメモリのテストツールを使用して、メモリ全体に対して、診断を行います。
診断をすることにより、メモリに不良がないか、もしくは、パソコンとの相性が悪いか、を確認できます。
問題なく、使えていたパソコンが急に落ちるようになる、といった症状に遭遇した人もいると思います。Windows がブルースクリーンを表示して、エラーを表示し、そのまま落ちてしまったり、いきなり再起動したり、といった症状が出ます。システムのトラブルは、様々な要因によって引き起こされるので、どこが悪いのか、なかなかわかりませんが、エラーメッセージによっては、メモリが悪い、と表示されることもあります。急に調子が悪くなったパソコンには、4つのメモリを装着していたので、ためしに、適当に2つのメモリを外したら、突然調子がよくなった、という事象に遭遇したこともあります。そのあと、メモリのテストを実施してみたのですが、memtest86+で3周ぐらい標準チェックをしたのですが、エラーは0で、まったく問題が内容に見えました。このときのテストは、調子が悪くなったマシンとは、別のマシンに取り付けてテストをしてしまったので、条件が同じではないため、エラーが起きていたかどうかは、定かではありません。マザーボード側のトラブルだった可能性もあります。
メモリを購入したときにテストをする
HDDを買ったときに、クイックフォーマットではなく、完全なフォーマットで、すべてのセクタへの書き込みテストをする人がいます。それと同じように、メモリを買った時にメモリ全体のテストをする人がいます。
テストすることでエラーがないか調べることができます。エラーの原因には、以下のものがあると考えられます。
- 不良のチップがあった
- 相性が合わなかった
パソコンが不調なときにテストをする
パソコンの機嫌が急に悪くなったときに、いずれかのハードウェアの調子が悪い、ということがあります。それは、ストレージかもしれないし、マザーボードかもしれないし、メモリかもしれない、ということです。
問題を特定していくためには、1つ1つのパーツが正常であるか、確認する必要があります。その確認作業の1つがメモリのテストです。メモリが悪い、と断定することは難しいかもしれませんが、以下のことがわかると考えられます。
- メモリが壊れた
- ほかのハードウェアの不調で、相性が急に悪くなった
テストツール
メモリの診断ツールとして、よく使われるのは、フリーウェアのmemtest86+ではないでしょうか。
- memtest86+
- memtest86
memtest86+は、memtest86がメンテされなくなったため、派生したソフトウェアです。 memtest86の既知の問題として、メモリ自体の故障でなく、マザーボード側の問題であっても、メモリエラーと判断されることがあります。
ダウンロードサイト
使い方
memtest86+をダウンロードし、 USBメモリなどに書き込んで、USBブートして使用します。ISOイメージもありますので、CD-Rなどに焼いて、CDブートすることも可能です。
Windowsなら Auto-installer(自動インストーラ)のファイルをダウンロードするのがお勧めです。USBメモリへの書き込みをしてくれます。
Download - Auto-installer for USB Key (Win 9x/2k/xp/7) *NEW!*
Ubuntu(Linux)がインストールされている環境では、Ubuntu(Linux)のブートローダーで、memtest86+を選択することができ、気軽にテストが実行できます。
どれぐらいの時間がかかるの?
メモリの搭載量が多ければ多いほど、その分時間も長くかかります。4GB のメモリで1時間程度で、1周のテストが実施できます。
メモリのテストは何周すれば良いのか?
基本的に、2-3周すれば良いと考えられます。10や20周も回す必要はありません。